the nextage『第4回公演『みず色の空、そら色の水』ウイングフィールド

2018/5/11(金)

ウイングフィールドでこれぐらい若い人中心の観客というのは、かなり久しぶりだと思う。

近大生中心のお芝居だからであるから当然とはいえるが、なかなかにその熱気は素晴らしい。

the nextage『第4回公演『みず色の空、そら色の水』19082108

脚本 竹内銃一郎

演出 松本修

出演

福谷圭祐、前畠あかね、青木優里彩、浅野夏海、浦塚理央、河北茉緒里、北山聖佳、酒井そら、佐藤海斗、小谷文美子、沢柳優大、滝川加奈子、田之上弥央、谷口美佐子、陳竹、西村美紗、貫井貴美香、林由梨佳、原田果歩、福谷圭祐、前畠あかね、松本涼雅、松下美波、山口美弥


the nextageとは
近畿大学舞台芸術専攻の学生で構成された。関西小劇場の未来を担う若手俳優集団。20155月『見よ、飛行機の高く飛べるを』(作・永井愛)で旗揚げ公演。第2回公演は『Seven star』(作・ト田亜彌)と『逃げ去る恋2016』(原作・チェーホフ)の2本立て。第3回公演『青ひげ公の城』(作・寺山修司)。演出は全て松本修。4年目を迎えたthe nextage。今回も新たなメンバーを加え「次世代」で「次のステージ」に挑戦する。


予約するのを忘れていて(最近、FAXでもないので、メールとかを調べたら、朝、痕跡なし)。

当日券は出るというので、18時過ぎに行く。10分前から当日券の人は入場。

なんとか席は確保。珍しく荷物を預ける。

ちょうど2時間。やはり、転換が多く、出入りも楽屋が上ということもあり、当初110分とあったように記憶しているが、これぐらいでも全然大丈夫な感じだった。

群像劇。語る女性が現在(2045年)60歳代後半。すこし役者さんが若々しいので、チェーホフの『3人姉妹』の役を演じているのかと錯覚した。観たことがあったかも?と思ったのは、「天城越え」を歌いながらトレーニングをするところ。この記憶の断片は強烈だったのだろうな。


竹内銃一郎のキノG語録 「チェーホフ流」解題1解題2  「みず色の空、そら色の水」について http://takeuchijuichiro.com/blog/2976.html

<戯曲の冒頭のト書きは、以下のようになっている。
ひとりの夜。ユキコは体をふたつに折りたたむようにして、細かな手仕事。よく見れば、それは舞台装置の模型のようだ。
その細かな手仕事をしながら、彼女は自らに語りかけるように、静かに以下の台詞を。
大丈夫みんな、うまくいってよ。いいお天気ねえ、今日は。どうしてこう気持ちが晴れ晴れしているのか、あたし分からない。
さらにしばらく続く台詞は、「三人姉妹」の冒頭シーンで、末娘のイリーナが語る台詞である。ユキコの現在の年齢は60台後半。彼女は高校生の時、演劇部で舞台美術を担当していて、いま彼女の指先が触れてる舞台装置は、2年生の時、秋の大会の演目に予定していた「三人姉妹」のために彼女が作り、そして、自らの手で壊してしまったものだ。なぜそんなことを? それはここから始まる彼女の回想によって明らかにされるだろう。
「みず色の ~」は、東京乾電池の若手公演用に書いたもので、出演者22名(うち男性4名)はわたしの戯曲では最多である。20年ほど前までは、高校演劇や俳優養成所の卒業公演等でよく上演された、わたしのヒット商品のひとつだったのだが、もう長らく上演されていない。以前にも書いたが、演劇部にも養成所にも志望者が以前ほど集まらず、上演しようにも頭数が揃わないからだと推測している。
劇の内容に戻ろう。ユキコが、壊れた装置模型を修理しながら「三人姉妹」の台詞を呟いていると、かっての仲間たちがひとりふたりと現れて、ひとり住まいの孤独な日々を送る彼女を取り巻き、場所は山間の別荘へ、時間は50年前の夏へと遡る。彼らはそこで、秋の大会に備えて合宿をしている。朝。ウォーミングアップをしている者、台詞を暗唱している者、私語を交わしている者、等々。そこへ、顧問のモリオカ、演出担当の女子等が現れ、新しいキャスティングを発表する。ヴェルシーニン役を予定していた女子が合宿直前に退部してしまったため、急遽変更しなければならなくなったのだ。それに不満を唱える女子が泣き出して、ひと揉めふた揉め。
この作品にはモデルがある。これを書く半年ほど前だったか。わたしの戯曲を上演する某高校演劇部員から、稽古を見に来て下さいというので、その高校へ出かけたのだった。>
・・・・
<「みず色の空、~」は、60台後半でひとり住まいの女性・ユキコのひとり語りから始まり、そこから遡ること約半世紀、彼女が高校二年生だったひと夏の出来事が語られ、そして最後は再び、彼女のひとり住まいの現実(?)に戻るという、序破急とは呼べないまでも、一応は三部構成となっている。真ん中のユキコの思い出部分では、10日間くらいは予定されていたはずの合宿期間のうちの数日間が描かれているのだが、朝の稽古風景に始まって、それから二日後の生徒たちの夜の過ごし方のあれこれが語られ、そして、合宿中止を余儀なくされるような事件の勃発と、これも三部構成となっている。さらには、これも真ん中の部分、「生徒たちの夜」では、一部屋三人であること、そして、幾つかある部屋から三室選んで、それぞれの部屋にいる生徒たちの素顔と、そして彼らの面白エピソードが紹介される。さらにまた、登場人物も。当然のことながら、1年・2年・3年と生徒は三学年いて、生徒と教員と、そして外部からやってきた教員の知人と、これまた三種に分けられるだろう。もちろん、いわゆる三角関係があっちにもこっちにも。>
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by kogure613 | 2018-05-11 21:04 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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