劇団KIO『マグナとふしぎの少女』 文化クーポン、アーツバウチャー制度議論を思い出す大学院合同ゼミ
2018年 05月 12日
2018/5/12(土)
大学院の合同課題研究。先生方も充実して、院生だけではなく教員同士もいろいろ勉強になる。
アーツ・バウチャー制度の可能性というのを10数年前にグロンしていたことを思い出す。昔は文化クーポン制度というほうが普通だったかも知れないが。
検索すると、自分のブログにそのつぶやきがあった。
これは、劇場法(2012年制定)論議のときだろうな。
<アーツ・バウチャーをふと思い出し 2010年 05月 27日 https://kogure.exblog.jp/10694536/
<つまり、生産者から消費者への流れの系として、創作者、配給者から、芸術享受者への直接的サポートの検討である。
そして、その一つの発想が、文化クーポン、アーツバウチャー制度議論だったなあ・・と。これは10年ぐらい前からちょっと文化政策学関係者で話したことがあったもの。
教育バウチャーが新市場主義的に(ミルトン・フリードマンの提唱)使われて、教育格差を助長するものだったので、かなり警戒心をぼくも持ってはいるのですが、教育財のような価値財は、子供や親がそれを選択できないという特性がある(学んで理解しないとその教育=苦い薬の価値はわからないので、供給者に主導権あり)・・
けれど、一定の文化選択財としてのアーツ享受財は、アウトリーチやワークショップ、アーツコミュニケーション学習機会などは価値財としてより豊富にサポートしつつ、享受者の選択権をもたしてもいいのかも?と、劇場法論議などよりもより抜本的なパラダイム変革議論について、ふと思い出した次第。>
天満駅下車。夕食はいつもラーメンかすき家みたいなところなのだが、ふと、天ぷら屋(まきの 天神橋四丁目店)があって隣の西洋人夫婦などと一緒に揚げたてを食べる。烏賊の塩辛をもう少し食べたくて無料のご飯おかわりをしれしまう(味噌汁もできたのかも知れない)。
劇団KIO『マグナとふしぎの少女』大阪公演 大阪市立北区民センター ホール
ここの和室で講談を聞いたことがあった。
子供英語学習アプリが原作。映像をうまく使っている。
児童劇団なので、ノリ打ちなど慣れているはずだが、それにしても今度の公演は準備時間がタイトなようで、開場までのチェックが大変そうだった。
でも開場したら、すでに、ボー(中立公平)とクオ(さくらこりん)のお二人がうまくお客さんと交流。学校公演だともっともっと双方向の空気づくりをしはるのだろうと想像できる。
夜だったが4~5組の親子連れもいて、子供の中にはものすごく楽しく搬送している子もいて、それを見るのもまた楽しい。明日はもっと子供たちが多くなって、より笑顔が増えるだろう。公演後の写真撮影なども微笑ましい。
◆スタッフ
演出:中立公平
原作:孫 泰藏 片山崇
脚本:バーガーゴリラ 中立公平 増田雄
音楽:Jerome Baur
衣装・造形:西川千明
映像製作:ミントフラッグ株式会社
映像:川崎麻耶
テクニカルオペレート:伏屋知加
主催:一般社団法人KIO
◆キャスト
まいくまこ
菊本百花
小暮はな
さくらこりん
Yu Ra
中立公平
ある日、壁の上からふしぎな少女が落ちてきた
「キミは誰? どこから来たの?」
しかし、少女から返ってきたのは少年の知らない言葉だった
「Where am I? Whoare you?」
少女は母親にかけられた呪いを治す薬をさがしにきたという
しかし、少女が落ちてきた壁の向こうにはマモノが棲むと伝えられている
天まで伸びる大きな壁、マグナ。
・・・少女はマモノなのか?
・・・マグナの向こうの世界には何がある?
二人が言葉を交わすとき、物語が動き出す
今年度に入って、うちの女バレとサッカーの調子がいまいちだ。
サッカーは3部から2部に上がって強い相手とだからなのだが、女バレ(女性バレーボール)の方が少し心配。今日も敗けたそうだ。