桂枝雀「船弁慶」「延陽伯」 逢坂剛『おれたちの街』 速水融『歴史人口学で見た日本』 八幡市は震度5強。淀から歩いて帰る。
2018年 06月 18日
2018/6/18(月)
桂枝雀名演集(小学館、2017)DVD BOOK第3シリーズ第3巻。これは朝日放送の番組シリーズということ。いままで映像化出来なかったのは、画面から飛び出したりするからだそうだ。
「船弁慶」「延陽伯」。1980年すぎのまだまだ若々しい枝雀。早口・・
<古田新太が熱く語る、枝雀の魅力
上方の夏のおなじみ噺『船弁慶』と東京では『たらちね』で知られる『延陽伯』。 『船弁慶』は、上方では夏の代表的な噺で、五代目桂文枝師匠の十八番ネタでした。本来の型とちがう枝雀ならではの、いきなり主人公・喜六のセリフから噺に入る演出。イラチ(せっかち)な枝雀らしい導入をお楽しみください。夏の夕の風情を醸し出すところには、歌舞伎の『夏祭浪花鑑』の仕草を取り入れたり、橋の上にさしかかったところで涼しい川風が吹いてくるような描写も見事。最後は、喜六とおかみさんのドタバタですが、それが能の『船弁慶』の一節を演じての喧嘩というのも、面白くも教養深い演目です。
『延陽伯』は、関東では『たらちね』。妙に言葉遣いの丁寧なお嫁さんが来ることになったことからの騒動。やもめが新婚生活を空想して一人で盛り上がるところも、大きな見せ場、聞かせ場です。関東の『たらちね』では、お嫁さんの名前は「千代女」なのですが、「延陽伯」という名の意味は? 小佐田定雄氏の演目解説にその謎が繙かれています。高座とともに、解説の謎解きもお楽しみです!>
読んだ本。
逢坂剛『おれたちの街』2011年、集英社文庫、2008年単行本。神保町という街が主役にする。実在する食堂と架空のバー。そのとりあわせもまた絶妙と解説あり。
やはり佐々木剛や堂場瞬一(まだ1冊のみだが)とは違う瀟洒な警察もの。
<ヒマさえあればタダ飯目当ての管内視察と一発狙いのパチスロ通い。ご存じ御茶ノ水署の斉木と梢田のもとにイケメンキャリアの立花信之介が配属された。曲者だらけの生活安全課だが、見た目はおぼっちゃまの立花もどうやら一癖も二癖もありそうで…。はたしてこの新メンバーは、暴走・迷走つづきの凸凹コンビのカンフル剤となるのか、それとも!?街を騒がす難事件の数々を描くシリーズ第四弾。>
速水融『歴史人口学で見た日本』文春文庫、2001年。
ここに、詳しく引用あり:
井出草平の研究ノート http://ides.hatenablog.com/entry/20061128/1164728772
今日は、栗東駅そばで、糸賀一雄記念音楽祭実行委員会が9時半あるので、少しいつもより遅く、7:58の電車に乗った。その直後、揺れて、このあたりは揺れないのになと思ったら、スマホが地震警報、多くの乗客のものも。
1時間ぐら停まったあと、ゆるゆると淀駅へ。ここでも9時40分ぐらいまで停まっていたあと、12時以降になるとアナウンス。大学はこのときは午前中休講とのこと。
タクシーには15人以上並んでいる。位置情報を確認しつつ、八幡市へ歩きだす。
まずすぐ後ろに、観光地図(駅員にもらったという)をもちながら歩く女性あり。後ろから早足でリュックの男性。ずっとスマホを観て、かなり確実に方向を確認している。
まずは、女性に声をかけてみる。すると、枚方市まで歩くという。話していると男性が振り返って、自分は橋本駅から乗ったとのこと。
10時過ぎに学生のラインで今日は大学なしということを知る。男性も家に帰るとのこと。ところが女性は、枚方市に仕事(出張なのだろうな)。医療関係者なので、非常時の訓練にもなると言われたとのこと。京都から淀駅で降りたが、土地勘がない。橋本の男性と一緒に、京阪電車の北側を通る道路を枚方方向へ曲る。途中にバス停があるからうまく行けば、乗れるかも知れないと。
八幡市駅に着くと、ちょうどくずは行きのバスが停まっていた。時刻表をチェックしたらよかったな。まあ、くずはについても、またくずはから枚方市のバスがすぐあるかどうかはわからないが。
太鼓橋のそばの欄干に止まっているアオサギ。近くに二人の人が居たので、どうしていつもこの子いるんでしょうね、というと女性のほうが、このおじいさんが餌付けをしているからだという。イワシをやるので、高くつくとおじいさん。もう3年もやっているのだそうだ。
ガスが止まっていて、玄関そばで自力で復活できるか?と思っていたら、同じ階の人が、丁寧に教えてくれた。自分たちはすぐに復活できたという。結構3分を待つのが長いとは思ったが、簡単でよかった。
eventという英語には、こういう災害も含まれるが、確かに、非常時というのは、日本語的イベント的でもあるなと今日は思った次第。普段はしゃべったりしない人とお話をしたり、助け合ったりするから・・