津原泰水『ブラバン』 近大の授業もあと2回。

2018/7/5(木)

読んだ小説。

津原泰水『ブラバン』 (2009年、新潮文庫、2006年単行本)

オーケストラ(この小説ではブラスバンドでも)では、オーボエに合わせてチューニングをしているとか、それぞれの楽器の特徴、演奏技術などが詳しく出ていて、ほろ苦い高校生時代とその25年後の冴えない中年たち(例外の人もいたが)の話なのだが、あんまり暗いばっかしではない。

<一九八〇年、吹奏楽部に入った僕は、管楽器の群れの中でコントラバスを弾きはじめた。ともに曲をつくり上げる喜びを味わった。忘れられない男女がそこにいた。高校を卒業し、それぞれの道を歩んでゆくうち、いつしか四半世紀が経過していた――。ある日、再結成の話が持ち上がる。かつての仲間たちから、何人が集まってくれるのだろうか。ほろ苦く温かく奏でられる、永遠の青春組曲。>

津原泰水(つはらやすみ)

http://www.shinchosha.co.jp/book/129271/

1964(昭和39)年、広島市に生まれる。広島観音高等学校在学中は、吹奏楽部に在籍。青山学院大学を卒業後、少女小説作家として活動。1997(平成9)年、『妖都』を上梓し、以降、幅広いジャンルにわたる執筆を続ける。2006年に発表した『ブラバン』はベストセラーに。2012年『11 eleven』で第2Twitter文学賞国内部門第1位に選出される。他、『蘆屋家の崩壊』『ピカルディの薔薇』『猫ノ眼時計』からなる〈幽明志怪〉三部作、〈ルピナス探偵団〉〈たまさか人形堂〉シリーズ、『綺譚集』『赤い竪琴』『バレエ・メカニック』『琉璃玉の耳輪』など著書多数。>

近畿大学文芸学部文化デザイン学科、劇場文化論、13回目。授業アンケートをまずしておく。

ただ、大雨で、出席できない学生が多いようだ。

MONOの作品を通じて、演劇の観方を深めるラスト。

今年は、はじめて『ぶた草の庭』を活用する。

感染症(横川病)の人たちを離島に隔離するという、ハンセン病の政府政策みたいなフィクション。でも、何か現実を想像させるようにはしていないところが土田英生さんらしい。

結果、前半部分だけだが、いい食いつき。前説を丁寧にしたのもよかったかも(そして、先週の「空と私のあいだ」の底流にある鶴姫の塔の怖さが全面に出ているという説明がうまく接続させたのかも知れない)。

先週と同じく、スーツ。慌てて(出欠の確認は来週)、梅田へ。

3回目の大学説明会。

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by kogure613 | 2018-07-05 21:08 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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