フィジカルシアターカンパニーGERO『家族という名のゲーム』神戸アートビレッジセンター2階ホール
2018年 07月 07日
018/7/7(土)
旧暦の七夕は8/17だという。今日は、旧暦だと5/24。
大雨の影響で、JRは新快速がとりやめ。かなり早く家を出たので無事KAVCに到着。
フィジカルシアターカンパニーGERO『家族という名のゲーム』神戸アートビレッジセンター2階ホール、15:00~16:05。地下でも演劇公演をしていた。
全体的に面白くて、少し笑ってしまうシーンが各所にあった。20数年前と変わらない気もしたし、もちろん、同じではない創発的な何かもあるはずで、しかも学生たちと接したりした伊藤さんの経験も深まっているのだろうし。
でも一番の気持ちは懐かしさである。特にダンスを見出した最初期だから、日本のコンテンポラリーダンス(舞踏)としては、山田せつ子さんの次ぐらいだろうし・・・
最初の16分、伊藤キムのソロ。後半椅子に座って居眠りコロリンダンスの瞬間的な面白さ、自在のマイム風でそうでないというスレスレ感など色々な楽しさ。
次の16分、他の4名のそれぞれ別の家庭における会話の片一方。ほとんど噛み合わず(たまにムササビとかカレーとか、いやそれではないか、が重なったようにも思うが錯覚レベル)。
後半は半分ぐらいのタイムで、伊藤キムの指揮によるボイスアンサンブル(こういうのは、音楽即興で巻上公一さんとか大友良英さんとかが得意かも)。
次は、キム君に絡む若い女性。最近釣れないじゃないかと。でも影で対応する男声は違うすこしぽっちゃりの人。
わりと舞踏的な4名の動き(固まる身体)。でもまた家族ゲーム的シーンに戻る。ふーと力が抜けて。
最後にキムさん、災害の中で来てくれた観客への謝辞。そしてリベンジ宣言、小声ながら。
直後のSNSでの呟き
<今日久しぶりに伊藤キムさんらのステージを堪能した。何という変わらなさ。遊ぶ自由の充満。16分のソロは久しぶりだと制作の方。伊藤キムさんを初めて楽しんだのは25年ぐらい前か。清水さんに誘われて両国のシアターχで同じ演目を数回違う席で観たものだった。鑑賞レッスンの始まり。渋谷のジャンジャンで7時のNHKニュースと共に踊るというのも印象深いし、大阪のトリイホールの時も旧友に出会ったような気持ちになったなあ。松山でのダンスワークショップも楽しかった。>
作・演出・出演:伊藤キム
出演:KEKE 後藤かおり 八木光太郎 山縣美礼
声楽アドバイザー:松平敬
楽曲提供:Dill 他
衣装:さとうみち代(GAZAA)
舞台監督:原口佳子(モリブデン)
照明:三浦あさ子
音響:星野大輔(サウンドウィーズ)
制作:神田圭美
写真:bozzo
主催:フィジカルシアターカンパニーGERO
共催:神戸アートビレッジセンター(指定管理者:公益財団法人神戸市民文化振興財団)
協力:NPO法人DANCEBOX
助成:芸術文化振興基金