『忠臣蔵・序 ビッグバン/抜刀』亀組&松組 AI・HALL

2018/7/8(日)

エイチエムピー・シアターカンパニー〈現代日本演劇のルーツ〉『忠臣蔵・序 ビッグバン/抜刀』伊丹市立演劇ホール(AIHALL)。亀組が11時半過ぎ。松組は15時過ぎ。100分弱。

両方見て脚本も購入。

間に図書館。歴史コーナーで、殿中の刃傷沙汰の原因の推理の中で、浅野内匠頭長矩が勅使饗応経費を節約したことがあることを確認。吉良上野介への賂の多寡だけではなかったのねえ。確かに。


女性の亀組から観たので、ものすごく舞台美術(葵の紋を想起させるものか?)が全面に。笠井友仁さんが多用するゴムづかい。秘密の世界ぽい。

宝塚的な部分もあるが、意外と自然に。条あけみさんと、はたもとようこさんのコンビは最強の大石組に次もなるだろうな。

天皇の勅使役の大納言保春(ナカメキョウコ)は、公家だしなよなよと(一番ワル)女ぽいので、阪本正巳さんもいいが、ナカメキョウコさんが裏の主役のようだ。

赤穂浪士事件のその後を知っているだけではなく、明治維新とかいまの政治とか大学暗部とかを知ってしまう私達にとって、忠臣蔵の再解釈がこれほど今に響くとは思ってもいなかった。

それにしても、新しい解釈がいろいろある。柳沢吉保や吉良上野介がこれほど人間的な弱さを持っているところを描くくるみざわしんさんの筆致最高。まあ、夢というフィクションは強引といえば強引だが、分かりやすいところでもあって・・

『忠臣蔵・序 ビッグバン/抜刀』

作:くるみざわしん  演出・舞台美術:笠井友仁

http://www.hmp-theater.com/info.html

原作:竹田出雲・三好松洛・並木千柳『仮名手本忠臣蔵』

2014年よりエイチエムピー・シアターカンパニーは「現代日本演劇のルーツ」シリーズと題し、日本の名作戯曲を現代演劇として再構成し、上演してきました。

今年から通し狂言『仮名手本忠臣蔵』を題材に、3部作の創作を開始します。今年度はその第1弾として、赤穂事件の発端である播磨赤穂城主浅野内匠頭が吉良上野介に突然斬りかかって傷を負わせた、抜刀の場面に焦点をあて、『忠臣蔵・序ビッグバン/抜刀』を上演いたします。

気鋭の劇作家くるみざわしんが描き出す、事件の裏に隠された緊密な人間ドラマを、シュルレアリスム的感性で演劇世界を描く笠井友仁が演出します。>

<ときは元禄十四年(一七〇一年)、春。強弱を刀で決し、強き者が弱き者を従えた今はもう昔。刀を抜かずに武士が何もかもを支配する仕組みができあがったかにみえた太平の世。

織田、豊臣と渡り歩いた権力は徳川の手中に収まり、幕府から動かないかに見えたその矢先、江戸城殿中で起きたビッグバン/抜刀。金は少々。色恋は全くのゼロ。謀反と忠誠の裂け目に落ちる忠臣蔵。とくとご覧あれ。>

【出演】

亀組森田祐利栄 米沢千草 水谷有希 原由恵 ナカメキョウコ 石川信子 河上由佳 条あけみ はたもとようこ

松組藤田和広 岸本昌也 高橋紘介 松原佑次 竹内宏樹 坂本正巳 佐々木誠 殿村ゆたか 西村貴治 

原作=竹田出雲・三好松洛・並木千柳『仮名手本忠臣蔵』

作=くるみざわしん/演出・舞台美術=笠井友仁

演出助手=高安美帆/映像=サカイヒロト/音楽=吉岡壱造/舞台監督=塚本修・河村都/照明=吉田一弥

音響=宮田充規/宣伝美術=settendesign株式会社/制作=前田瑠佳 協力=あみゅーず・とらいあんぐる、イロリムラ、岡田蕗子、㈱リコモーション、空間 悠々劇的、CQ

スタジオ315、桃園会、匿名劇壇、猫壺企画、光の領地、舞夢プロ、満月動物園、Melon All Stars 遊劇体、遊劇舞台二月病 提携=伊丹市立演劇ホール 助成=芸術文化振興基金 企画・製作=エイチエムピー・シアターカンパニー 主催=一般社団法人HMP

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by kogure613 | 2018-07-08 22:52 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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