兵庫県立ピッコロ劇団第61回公演『蒲団と達磨』ピッコロシアター大ホール

2018/7/20(金)

ピッコロ劇団『蒲団と達磨』を楽しんだ。ピッコロシアター大ホール。珍しく、8月の落語の公演前売りチケットを事務局で購入。2500円。他のところよりも安い気がする。

19時からだったので、2時間ぐらいあるのかと思ったら、90分ぐらいだった。初見。

蒲団に達磨さんのように座っていないといけない理由があったお父さんとその家族や友人のお話。お父さんの妹、お父さんの二度目の妻、その妻の弟とその嫁、お手伝いさんとその彼。あとよくわからない友人3名。一人は知的障害があるようで・・・そうそう、妻の弟の嫁も精神疾患がある・・・

なんで、セミパブリック空間ではない寝室が舞台家というと、人生イベント(娘の結婚式)のあとという特殊状態だから。でも、バスの運転手が寝室で寝ているというシチュエーションはかなり不条理。まあ、そのような不条理が日常会話的にあるから面白いし、名作として再演されるのだろうな。

兵庫県立ピッコロ劇団第61回公演『蒲団と達磨』ピッコロシアター大ホール

作・演出:岩松了。

夫          森 好文

妻          樫村千晶

久子(夫の妹)     平井久美子

和也(妻の弟)     堀江勇気

時枝(和也の妻)    野秋裕香

運転手        山田 裕

水谷(家政婦)     杏華

フミオ(水谷の彼氏)  菅原ゆうき

コンちゃん      今仲ひろし

新倉         風太郎

清水         中川義文

小松(妻の前夫)    岡田 力

夫婦の部屋、二組の蒲団。

日常の水面下で静かにうずまく、不調和、欲望・・・

1989年 第33回岸田國士戯曲賞受賞作。

ピッコロ劇団代表として10年目を迎える岩松了が

30年ぶりに自身で演出を手掛ける『蒲団と達磨』待望の上演!

美術=加藤登美子  照明=西川佳孝(()ハートス)  音響=Alain Nouveau  衣裳=亀井妙子

演出助手=眞山直則  舞台監督=鈴木田竜二  舞台監督助手=政香里沙

イラスト・チラシデザイン=チャーハン・ラモーン  制作=山本由利子、新倉奈々子

劇団東京乾電池をそんなにみたことがなかったなと気づく。『アイスクリームマン』ぐらいか。

竹中直人の会と混濁していたようにも思う。

例えば、まだかすかな記憶がある「市ヶ尾の坂」 とか。

http://le-himawari.co.jp/galleries/view/00064/00457

26年前、竹中直人さん、荻野目慶子さん、田口トモロヲさん、片桐はいりさん、温水洋一さん、岩松了さんという日本を代表する個性的なキャストで初演された本作。>

ピッコロ劇団「蒲団と達磨」 作家の岩松了が演出 兵庫・尼崎 毎日新聞2018712日 大阪夕刊https://mainichi.jp/articles/20180712/ddf/012/200/003000c

<兵庫県立ピッコロ劇団が、劇団代表を務める劇作家、岩松了の代表作の一つ「蒲団(ふとん)と達磨(だるま)」を18~22日、同県尼崎市のピッコロシアターで上演する。30年ぶりに岩松自身が演出にあたる。

 1988年、岩松の作・演出で、劇団東京乾電池が初演。柄本明、広岡由里子らが出演した。岩松は翌年、この作品で岸田國士戯曲賞を受賞した。

 舞台は2組の蒲団が並ぶ寝室。娘の結婚式から戻った夫婦が話し合っている。そこに夫の妹や妻の弟夫婦、家政婦らが出入りするうち、各人の抱える欲望やあやうい秘密が浮かび上がる。

 初演時の思いについて、岩松は「人は言いたいことが言えないもの。大事なことは常に水面下で動いているのであり、私はそういうドラマが書きたかった」と話す。夫役には森好文。「最終的には何も解決せずに終わるんですが、人ごとではないと感じさせられる舞台です」と意欲を見せる。妻役に樫村千晶、夫の妹役に平井久美子。「人間という素材と向き合い、闘うことが演出家の仕事」という岩松は、新たなキャストを得、「新しい気持ちで演出できます」と語る。>

岩松了・略年譜 https://nippon.zaidan.info/seikabutsu/1996/00924/contents/007.htm

78年 東京乾電池に参加。

86年 東京乾電池で「お茶と説教」を上演、本格的に執筆活動開始。

TBSテレビでドラマ「サラリーマン教室」(周防正行・演出)の脚本を手掛ける。

東京乾電池創立10周年記念公演で「まことむすびの事件」(山崎哲・作)を演出。

87年 東京乾電池で「台所の灯」、「恋愛御法度」を上演。

関西テレビでドラマ「田中さんのデモテープ」「風の中の弁当」(田中総一郎・監督)の脚本を手掛ける。

88年 東京乾電池で「蒲団と達磨」を上演。

岩松了町内劇シリーズ”3部作(「お茶と説教」「台所の灯」「恋愛御法度」)を一挙上演。

89年 「蒲団と達磨」で第33回岸田戯曲賞受賞。

映画「バカヤロー2幸せになりたい」を監督。

東京乾電池で「お父さんの海水浴」を上演。

90年 竹中直人の会で「隣の男」を、東京乾電池で「お父さんのお父さん」と「陥没」を、パルコスぺースパート3で「食卓で会いましょう」を、HI-H02で「サラダボール」(竹内銃一郎・演出)を上演。

フジテレビでドラマ、奇妙な出来事シリーズ「ある演劇青年の悪夢」の脚本・演出を手掛ける。

91年 竹中直人の会で「鉢植を持つ男」を、岩松了プロデュースで「スターマン」を上演。

92年 東京乾電池の若手俳優のために「アイスクリームマン」を書き下ろし、それを機に同劇団を退団、フリーとなる。

竹中直人の会で「市ヶ尾の坂」を上演。

フジテレビでドラマ「クリスマスケーキ」(松尾スズキ・脚本)を演出。

93年 演劇集団円に「鳩を飼う姉妹」(國峰眞・演出)を書き下ろす。竹中直人の会で「こわれゆく男」を上演。この2作品で第28回紀伊国屋演劇賞個人賞受賞。映画「お墓と離婚」を監督。

94年 岩松了プアロデュースで「アイスクリームマン」を再演。片桐はいり一人芝居で「ベンチャーズの夜」を、劇団ACMで「恋する妊婦」を、竹中直人の会で「月光のつゝしみ」を上演。>

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by kogure613 | 2018-07-20 21:24 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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