フォルカー・シュレンドルフ『スワンの恋』

2018/9/18(火)

久しぶりにヨーロッパ映画。

このまえ国際美術館で印象派の絵画も多く観たので(風景画だったが)、パリの街とファッションが動画として動いているのだなあと思う。

レズビアンとゲイ、そして高級娼婦。プルーストの執筆当時としてはとても扱いにくいテーマだったはず。

しかもフランス語。西ドイツも参加しているのは監督とかの関係か。

マルセル・プルースト『失われた時を求めて』(1913年から執筆)。高校生のときだったか、大学に入ってからだったか。よく長い小説が読めたなあと思う。

フォルカー・シュレンドルフ『スワンの恋』1983年、110分、フランス・西ドイツ。

19世紀の末、美術に造詣の深いスワン(ジェレミー・アイアンズ)は、ユダヤ人株式仲買人の息子で社交界の花形的存在である。彼は、ある瞬間から一人の女性への恋の妄想にとりつかれていた。馬車の上で、その女性オデット(オルネラ・ムーティ)が胸につけていたカトレアの花を直すために彼女に触れた瞬間から彼女にとりつかれたのだ。それまで彼の日常の全てだった音楽会、サロンでの時間も今は関心をひかない。音楽会が催されたゲルマント公爵(ジャック・ブーデ)の家を訪れた彼は、親しい友人シャルリュス男爵(アラン・ドロン)に、早速、オデットの様子を聞いた。昨日は、彼女はシャルリュスと一緒だったのだ。男色家の彼となら何の心配もいらない。

https://yorimichim.exblog.jp/9457551/ より引用

<社交界の人々のスノビズムを徹底的に描いた作品といわれるマルセル・プルーストの「失われた時を求めて」のスワン氏の物語の映画化。

 社交界の人々の生態を覗き見趣味的に楽しませてくれて、そういう意味でもこの映画自体がスノッブそのものともいえる。しかし、これを愚弄ときめつけるのは短絡的過ぎないか?と思うし、愚弄と決めつけるはいかなるワケか?と逆に聞きたいわ。愚弄と思わせるしたたかさをもって演出していると思うわけ。

 さらに面白いのは、これはこの映画が面白いというよりもプルーストの原作が面白いわけだけれど……

19世紀パリ社交界を舞台にした本作の主要人物に

ユダヤ人のスワン(・・・フェルメールなど絵画研究)

男色家のシャルリュス男爵(・・・アラン・ドロンが小柄だったなあと思い出す)

高級娼婦のオデット(・・・レズビアンの婦人からもお誘いがあったという)

を登場させていることもあるだろう。

そして貴族の称号を持っているけれど芸術の匂いも教養も品位の欠片すらも感じられない着飾った上流階級の人間たち。>

今日から3日間、4回ゼミ生の卒論相談会。2名が欠席、4名対応。でもかなりくたびれる。

行政法の授業の最初のペーパーづくりもしなくちゃいけない。授業の最初、こういうことが深くわかるための○×クイズを15問作る。かなり難しいかも知れない。宿題にしてみようか。
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by kogure613 | 2018-09-18 20:04 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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