『ロミオとジュリエット』蜷川幸雄演出。藤原竜也&鈴木杏
2017年 05月 11日
2017/5/11(木)
2週間ぶりの近大授業。2限目のほうが減少している(63⇒48)。
どちらも、伝統芸能と演芸を合計7つ区別するという時間にした。劇場中心とマネジメント中心という軸心はすこし違うのだが。
帰って、来週のプリント作成後、劇場文化論で使おうと思っている『ロミオとジュリエット』ねたをチェック。蜷川幸雄研究をするという4回生のいるゼミで半分観てもらったもの。DVD、170分。ふたりのインタビュー付録。
しかし、早口だから、台詞がかなり聞き取りにくく、どちらも魅力的な役者さんなのにもったいない感じがする。舞台美術や照明は鮮やか。蜷川幸雄さんに対してはほとんど思い入れがないのは、観たのが数回だからだろうし、商業演劇に行ってから自分が小劇場演劇を見出したからだろう。
『ロミオとジュリエット』
2004・12/4~12/28 日生劇場
2005・1/15~1/23 シアター・ドラマシティ
※名古屋・福岡・広島・新潟、他で公演
[スタッフ]
作:W・シェイクスピア/演出:蜷川幸雄/翻訳:松岡和子/装置:中越司/照明:原田保/衣裳:小峰リリー/ファイトコレオグラファー:國井正廣/演出助手:井上尊晶/舞台監督:白石英輔
[キャスト]
ロミオ:藤原竜也/ ジュリエット:鈴木杏/ 僧ロレンス:瑳川哲朗/ キャピュレット:壤晴彦/ キャピュレット夫人:立石涼子/ 乳母:梅沢昌代/ マキューシオ:高橋洋/ モンタギュー:妹尾正文/ モンタギュー夫人:スズキマリ/ ティボルト:横田栄司/ パリス:月川勇気/他
参考
http://www.moon-light.ne.jp/news/2014/04/ninagawa-romeo.html
<「ロミオとジュリエット」は、蜷川幸雄が初めて手掛けたシェイクスピア作品。
また、松本幸四郎・中野良子出演で1974年5月に日生劇場で上演された、初めての商業演劇の演出作でもあります。
同作は、本田博太郎・藤真利子出演で、1979年に帝国劇場にて再演。
また、1998年には彩の国シェイクスピア・シリーズ第1弾として、大沢たかお・佐藤藍子の出演で上演。
2004年には藤原竜也、鈴木杏の出演で日生劇場でも上演されています。>
これを観終わったあと、映画『恋するシェークスピア』をすこし観たのだが、ロミジュリの台詞がゆっくりで、字幕があるからだろうが、ずいぶんしっくりくる。日本語でするというのが翻訳物の一番の難題なのかも知れない。