京都発地域ドラマ『ワンダーウォール』 黒川博行『後妻業』

2018/9/21(金)

読み終えた文庫。これは大竹しのぶ主演の映画を見ていたので、すこし振り返りにはなるが、大勢の登場人物が大阪とその周辺の地名をウロウロし、大阪弁でやりとりするのは、面白い限り。

黒川博行『後妻業』文春文庫、2016年、単行本2014年。

「色で老人を喰う」悪人たちの世界 黒川博行さん『後妻業』インタビュー | ほんのひきだし

http://hon-hikidashi.jp/enjoy/13252/ より

<映画製作の資金を巡る、主人公2人組と詐欺師との騙し合いやヤクザの本家筋との争いを描く『破門』で、第151回直木賞を受賞した黒川博行さん。受賞第1作は後妻業という「色で老人を喰う」裏稼業を描く犯罪小説だ。

高齢者と再婚しては死別を繰り返し、遺産を奪う女・小夜子。彼女と結託する結婚相談所所長の柏木。2人のターゲットとなったのは91歳の老人・中瀬耕造。脳梗塞で倒れ、病院で息を引き取った耕造が生前に書いた公正証書は、「遺産のほとんどを小夜子が相続する」という内容だった。父の遺産を取り返そうとする姉妹と弁護士、金の臭いを嗅ぎつけ小夜子と柏木を追い詰める興信所職員の本多。息をつかせぬスピーディな展開とリアリティに満ちた描写、そしてテンポの良い大阪弁に、ページを繰る手が止まらない。

「後妻業」という耳慣れない言葉に注目したのは、常に鮮度の高い事件や話題を作品に取り込む黒川さんならではの視点のするどさだ。

「『後妻業』という名称は、弁護士の間ではわりに知られていますが、世間では認知されていません。このような生業もあることを小説にしたら面白いと思いました」

刻々と変化するのは犯罪の手口だけではない。時代とともに捜査の手法なども変わる。

「例えば、今は車のナンバーから何月何日にここを通ったということがすぐさまわかる時代ですが、個人データについては管理が厳しくなり、管理職が職員番号を入れないと取れなくなりました。常に情報を取り入れないと、間違ったことを書いてしまいます。特に警察関係を書くのは大変です」>

二口大学さんのsnsで知ったドラマ。吉田寮がもちろんモデル。

NHK 京都発地域ドラマ『ワンダーウォール』

【作】渡辺あや

【音楽】岩崎太整

キャスト

須藤蓮 岡山天音 三村和敬

中崎敏 若葉竜也 成海璃子 山村紅葉

二口大学(学生部長:交渉のあと大学を去る。)

https://www6.nhk.or.jp/drama/pastprog/detail.html?i=4972

<京都の歴史ある学生寮「近衛寮」は、一見無秩序のようで、私たちが忘れかけている言葉にできないが詰まっている場所。そこに老朽化による建て替え議論が巻き起こる。新しく建て替えたい大学側と、補修しながら今の建物を残したい寮側。議論は平行線をたどり、ある日両者の間に壁が立った。そして1人の美しい女性が現れる。

乱される心と秩序。純粋で不器用な寮生たちの青春物語。>

成馬零一「ドラマ探訪記」

京都大学がモデルのNHKドラマ『ワンダーウォール』が大きな反響を呼んでいる理由

https://biz-journal.jp/2018/09/post_24801.html

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<本作は、NHK京都が制作した地域発ドラマだ。舞台は、京都にある京宮大学という架空の大学。大学側と寮で暮らす学生の間では、老朽化した学生寮(近衛寮)の建て壊しをめぐって議論が続いていた。建物を壊して新しく建て替えたい大学側に対し、補強しながら現在の建物を残したい寮生たち。双方の意見は平行線で、寮生たちが交渉の場をつくろうとしても、窓口となる担当者は次々と変わっていく。そんな状況がキューピー(須藤蓮)と呼ばれる大学生の視点で描かれていく。>

<最後に、渡辺あやについて触れておきたい。渡辺は、2000年代に犬童一心監督の『ジョゼと虎と魚たち』(アスミック・エース)や『メゾン・ド・ヒミコ』(同)といった映画の脚本を執筆。1112年に放送された連続テレビ小説『カーネーション』(NHK)が高い評価を受けた脚本家だ。

 個人的に印象深かったのは、10年に放送された単発ドラマ『その街のこども』(NHK)。本作は、阪神・淡路大震災のときに子どもだった男女が15年後に知り合い、震災のあった日に夜の神戸を一緒に歩く姿をドキュメンタリータッチで描いたドラマだ。本作も放送終了後に反響を呼び、何度か再放送された後に劇場映画として公開された。>

夜にどうも風邪気味だと自覚。

明日は一日家にいよう。

新学期のはじまり。

いつもは、アーツマネジメント論とキャリア演習なのだが、キャリア演習は新しい先生にお願いして、それまで非常勤講師さんにお願いしていた「行政法」を担当(随分前、やっていたことはあったが、もう何も残っていないので0から)。

65名もいるのか、と思っていたら、79名受講で、実際は68名だった。

とりあえず「健康で文化的な最低限度の生活」のドラマも終わったところなので、例示として、生活保護について、行政学では、法定受託事務という事例で学ぶが、行政法では、

1)行政組織法的にその所管(厚生労働省社会・援護局保護課等⇒自治体の福祉事務所)が生活保護法で確かめられること、

2)もし生活保護を申請して却下という行政処分が行われたとすると、ここが行政作用法の領域(行政法学的には「行政行為」論)、

3)そして、審査請求を県庁に行い(行政不服審査法)、それでも駄目なら提訴する(行政事件訴訟法)という段階になると、行政救済法の出番となるという解説をしておく。

参加カードを見ると、やはり法律とか行政には馴染みがないという反応が多く、来週からは、法律の基礎知識からわかりやすくやっていく予定。

ただ、ドラマの第一話冒頭を流したら、反応がいいので、すこしドラマの第五話にあった「扶養照会」について触れることにしようと思う。

他方、アーツマネジメント論受講生はいまのところ29名。過半数が2回生ゼミ生。去年は出席者で53名だったので、来週の水曜日2限目までに少しは増えてほしいものだ。


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by kogure613 | 2018-09-21 23:39 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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