藤原伊織『ダックスフントのワープ』 平川雄一朗『想いのこし』 地域運営組織

2018/10/6(土)

平川雄一朗『想いのこし』。

幽霊物。想い(生前への未練、不安)が残っているので、幽霊になる。

でも、何も出来ない。一人だけ、姿が見える男(遺族も消える直前には見えたようにも思える)。

昨夜の演劇でも自分のお葬式で、そこに幽霊で出ていた夫がいた。妻だけが見えていて、実は息子も見えていたが黙っていたという設定。


映画だと特殊な合成とかすぐいまはできるので、幽霊は、映画の始まり近くからずっと得意技だった。多分、ジョルジュ・メリエスが最初ぐらいだろうな、多分。

平川雄一朗『想いのこし』2014年、118分、東映。

原作:岡本貴也「彼女との上手な別れ方」

主題歌:HY『あなたを想う風』

<シングルマザーのユウコは、自身と同じポールダンサーのケイとルカの3人でルカの卒業公演を成功させた後、皆で送迎担当のジョニーの車に乗り込む。しかしその帰宅途中、不注意で車道に出てきた歩行者・ガジロウに接触した後、ジョニーの車が対向車に当たりユウコたち4人が命を落としてしまう。4人はこの世にそれぞれ未練を残して成仏できず幽霊となってしまい、数日後合同で執り行われた自分たちの葬儀を見届ける。後日母子家庭のユウコの一人息子・幸太郎は母の死を信じられずいつか帰ってくると思い、市役所の職員に後見人がいると嘘を言って自宅で1人で暮らし続ける。>

本多ガジロウ 演 - 岡田将生

笠原ユウコ 演 - 広末涼子

円山ルカ 演 - 木南晴夏

犬塚ケイ 演 - 松井愛莉

笠原幸太郎 演 - 巨勢竜也

https://www.cinemacafe.net/article/2014/07/02/24390.html

<『ツナグ』やドラマ「とんび」を手がけた平川雄一朗監督がメガホンをとる本作では、岡田さんガジロウが、広末さん、木南さん、松井さん、鹿賀さんから金を巻き上げ、ウエディング姿で結婚式を行ったり、消防士としてヒーローになったり、男子高校生に熱い告白をしたり想いをのこして去った者、そして残された者の交差するはずもない想いを丁寧に温かく紡ぎだしていく。>

藤原伊織『ダックスフントのワープ』

すごく好きなタイプの小説。純文学だけれど難しいところがまるでなく(パスカルやヘーゲルの言葉も嫌味でなくそこには佇む)、短文の積み重ねが気持ち良い。10歳の少女の魅力。そう言えば、『想いのこし』に小5の男子がなかなかにかっこよく演技していたな。

藤原伊織『ダックスフントのワープ』文春文庫、2000年。

「ダックスフントのワープ」1985年m第9回すばる文学賞受賞

「セズミ焼きの贈りもの」1986

「ノエル」1988

[参考]

https://ameblo.jp/pmds90l80/entry-12286070648.html

<『テロリストのパラソル』のハードボイルドな雰囲気とはまた違う味わいです。ダークファンタジーのような、純文学のような、哲学書のような。一瞬、不思議で独特でおしゃれな文体に、若干、村上春樹的なものを感じる?!と警戒しました(村上春樹ニガテ・・・すみません^^;)が、やっぱり全然違う。あえて小説の中で主人公が言われる言葉を部分借用すれば「ロマンチストな気どり屋」に見えるけれども、陶酔がなく冷徹なほど分析的。どの物語も救いのないラストに向かうのに、ハッピーエンドとまでは言いませんがそこはかとなく清々しい救いがひとかけ佇んでいるような気がするのが不思議です。>

<どの物語にも共通しているのは、主人公の男の子が皆、他人との交流が殆どない、敢えて下世話な表現をすれば〈非リア充〉なタイプであること、但し頭脳は明晰でやや理屈っぽく感情的な揺らぎが表面に表れないこと、女の子は超然とした気品を湛えたマドンナタイプか、支離滅裂で自分勝手なファムファタール型であること、主人公を含め登場人物の多くが諦念をまとっているが悲観的ではないこと、哲学的な引用や言い回し、隠喩が多用されていること、そして答えを明示せず読者を突き放したまま終わること。冷たく透き通った氷の迷宮に迷い込んだ気分になります。でも、なんだか気になってしかたがないです(´ω*)。>


大学院の合同課題研究。

「地域運営組織」という一見普通の言葉が実は自分としてはほとんど知らない概念だった利する。

「地域運営組織の形成及び持続的な運営に関する調査研究事業報告書」の公表

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01gyosei09_02000058.html

<総務省では、地域の暮らしを守るため、地域で暮らす人々が中心となって形成され、地域課題の解決に向けた取組を持続的に実践する地域運営組織について、先進事例を体系的に整理・提供するとともに、外部人材の有効活用や組織・人材・拠点の一体的な取組等に向けた環境整備など、同組織の健全かつ持続的な活動を確保するための方策について調査研究を実施してまいりました。

 この度、平成29年度の調査研究報告書を取りまとめましたので、公表します。 >

内閣府の政策 > 小さな拠点情報サイト > 地域運営組織の法人化http://www.cao.go.jp/regional_management/rmoi/index.html

地域運営組織の法人化ガイドブック

(地域の課題解決を目指す地域運営組織の法人化~進め方と事例~[20186月第2版])

<地域運営組織の法人化の促進に向け、現行の法人制度や組織の設立・運営のノウハウ、優良事例等を収集・整理したガイドブック及びリーフレットを作成しました。地域での勉強会等にご活用ください。なお、ガイドブックは事例の追加とともに、20186月の地域再生法の改正に合わせて改訂いたしました。>

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by kogure613 | 2018-10-06 22:39 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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