広瀬浩二郎「無視覚流鑑賞のススメ」 アサダワタル・鈴木潤「mazemaze秋サロン音楽食堂 コミュニティ?校歌?百年の記憶?」

2018/10/21(日)

今日は、2つの勉強(研修)。15時で終わり、15時から始まるので、後者の前半分のレクチャーがちょうど終わったところで到着してしまうが・・・

南草津での「無視覚流鑑賞のススメ」、広瀬浩二郎さん(国立民族学博物館准教授)。レインツリーの聴き比べ。確かに中身が見えない楽器の方が想像力が広がる。触って鑑賞すると、まず時間がゆっくりと流れる。全身の感覚を働かせるというメリットがあるな、視覚ばかりに頼る日常をすり抜けることができそうだ。

広瀬さんは、ネーミングが好きでうまい。

触常者・・・なるほど、聴覚障害者というネガティブな名前より実にいい。聴覚や嗅覚も広い意味だと触れるという説明も面白かった。

健常者という言葉の違和感から「見常者」を対置。だから聾者も見常者でしかも触常者とのコミュニケーションが難しいタイプなのだとつくづく思う。

瞽女さんのイメージの固定化。雪の中、苦労して行きた小林ハルさん(最後の瞽女、105歳まで行きた)のイメージが支配的だが、門付けでの滑稽な対話芸などもあったことを聞かせてもらえる。点字を初めて考案したユリ・ブライユのことはいまの小学生たちはとてもよく知っているのだという。ホー。

視覚偏重のミュージアムに対して「ユニバーサル・ミュージアム」の六原則。

15時が過ぎても広瀬さんのお話は続く。すこし早めに出て京都へ。仏塔の左耳が欠けていることを触ることで自分の腕から自分の耳の痛み共感へとつながっているようだった、という話を最後に。

アサダワタルさんの『想起の音楽―表現・記憶・コミュニティ―』(水曜社、2018年)をようやく読み終えて、京都大学吉田寮食堂へ。劇場にしていない吉田寮食堂。こうして眺めるとずいぶん広いしやっぱり食堂だなあと思ったりする。

ちょうどアサダアタルさんのレクが終わって休憩だった。そのあとNPO法人まぜまぜの下村泰文さんの司会で、キーボード奏者でいろいろな企画に携わっている鈴木潤さんとアサダワタルさんの鼎談となった。

鈴木潤さんの活動の中で、校歌部が特に気になった。校歌とその風景の映像化という話はアサダさんの本にもあるし、今日は、大阪市立野田小学校の校歌を思い出そうとして、メロディーとかほとんど出てこなかった。グーグルでも検索できなかった。実家にはあるはずだが。断片的に、ふじのさと、商工業の中心地、出船入船・・・などの断片だけで。灘校の校歌ではなく生徒歌を歌ってみる。

その後、アサダワタルさんのギター(少しドラム)と鈴木潤さんのライブセッション。結構な時間、望外の聴幸。

mazemaze秋サロン 音楽食堂 コミュニティ?校歌?百年の記憶?

https://mazemaze1.exblog.jp/28671602/

<日時:2018年10月21日(日) 15:00~19:00

場所:京都大学吉田寮食堂(予定) 秋のまぜまぜサロンでは、文化活動家・音楽家で、博士論文をベースとした新著「想起の音楽 表現・記憶・コミュニティ」を上梓されたアサダワタルさんをお招きし、音楽が作り出す場についてお話をうかがいます。

コミュニティ・ミュージックの波が起きつつある左京区の、100年の記憶が重層する吉田寮食堂の空間で、想起の音楽はどう響くのか。

吉田寮にも縁深く、音頭バンド「サンポーヨシ」、いろんな校歌を歌う「校歌部」などでも活動する音楽家鈴木潤さんも交え、言葉と音で考えます。

- - - - -

アサダワタル:「表現による謎の世直し」文化活動家。アルスエレクトロニカで優秀賞を受賞した「SJQ」での活動や、「住み開き」概念の提唱で著名。www.kotoami.org

鈴木潤:グルーブと音色にこだわる鍵盤プレイヤー。作曲家。京都大学卒業。レゲエ、R&Bのセッションワークからクラシックの楽曲提供まで。suzukijun.com

主催者:NPO法人アート・プランまぜまぜ>

a0034066_07224185.jpg

a0034066_07224301.jpg

a0034066_07224468.jpg

a0034066_07224587.jpg


トラックバックURL : https://kogure.exblog.jp/tb/238818902
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by kogure613 | 2018-10-21 21:41 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

こぐれのぶお・小暮宣雄 写真は春江おばあちゃんと・サボテンの花嬉しく 


by kogurenob
カレンダー