山口雅俊『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』 藤原伊織『雪が降る』
2018年 11月 03日
2018/11/3(金)
岩屋神社に寄ったら、紅葉はまだまだだったが、七五三で賑わっていた。
話をしていて、トリの語源が気になった。私は落語?ある先生は歌舞伎?。
調べると、寄席の言葉で、最後の真打がギャラを全部取ってあとで配分するところからだった。
藤原伊織『雪が降る』講談社文庫、2001年、単行本、1998年。
短編、仲良しの黒川博行さんが解説。確かに子供の描写が繊細だし、人物の描き方が平田オリザ理論に当てはまる(説明的な描写を避け、周りからその人の心情を浮かび上がらせる手法)。
<母を殺したのは、志村さん、あなたですね。少年から届いた短いメールが男の封印された記憶をよみがえらせた。苦い青春の日々と灰色の現在が交錯するとき放たれた一瞬の光芒をとらえた表題作をはじめ、取りかえようのない過去を抱えて生きるほかない人生の真実をあざやかに浮かびあがらせた、珠玉の六篇。>
一気に見たかったので、山口雅俊『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』2016年、130分、東宝。
山田孝之 綾野剛 永山絢斗 真飛聖 間宮祥太朗
<違法な金利で金を貸す金融屋「カウカウファイナンス」の丑嶋馨(山田孝之)を、中学時代の同級生・竹本優希(永山絢斗)が訪ねてくる。しかし丑嶋は、金の貸し借りとあれば友人も冷たくあしらう。竹本は鰐戸二郎(YOUNG DAIS)に仕事を紹介されるが、それは賃金をピンハネする貧困ビジネスだった。さらにはその鰐戸三兄弟、丑嶋のライバル犀原茜(高橋メアリージュン)、そして丑嶋には12年前からの因縁があり……。>