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コトリ会議『髪をかきあげる』AI・HALL現代演劇レトロスペクティヴ 作/鈴江俊郎 演出/山本正典

2018/11/15(木)

朝、昨日の糸賀一雄音楽祭レポートなどを採点し、受講生に参考となるレポートを名前を消して印刷。それをグローの藤原さんにファックスしておく。

4限目、アクティブコモンズに集まっていた3回生ゼミ生の隣にいて、進捗状況をチェック。

AIHALLへ。

現代演劇レトロスペクティヴ。 鈴江俊郎さんの『髪をかきあげる』が100分弱(19132105)で若手の劇団(ことり会議)により公演。岸田國士戯曲賞をその前の『ともだちが来た』あたりで取るべきだったのに、東京中心の演劇界が見落としたから慌ててだしたという話を聞いたが、でも、この7名のバラバラなようで繋がっていく閉塞状況って、今見てもなかなかに打たれるものがあって、いろいろな演出がいまもされているのも首肯できる。

20年以上前に、劇団八時半で見たという意識はあるが、『ともだちが来た』ほど、印象に残らなかったと思う。

今回、実は、こんなに中年夫妻の不眠と蛍に反応したのは、自分の加齢のせいだというのは当然だが、実は、飯田トモヨ役の三村るなさんにキューンとなった自分に一番驚いた。まあ、そのために二人の男がうろうろするわけだけれど。要小飴さんが石井めぐみ役をしているのだが、初演はどうも高校生になっていたようで、そのあとすぐに短大生に代わっている。その理由はなんだったのだろうな。

藤原伊織小説をちょうど一つ読み終わったところ。鈴江俊郎ワールドとどこか繋がるような。特に女性の強さ。

鈴江俊郎さんがいまは愛媛県在住だというのも知らなかったので、どっかの先生担っているのかととか、有機農業しているのか?とか、あるいは・・・・とか、ググらないで楽しく想像しながら家に戻った。

http://www.aihall.com/retoro_30_kotori/

<内向しがちな現代人の生きざまを、ユーモアとペーソスを織り交ぜて紡ぐ鈴江俊郎の会話劇、連続上演。

時代を画した現代演劇作品を上演する「現代演劇レトロスペクティヴ」。今年度第一弾は、関西で活躍目覚しい若手劇団「コトリ会議」が、現代演劇に新たな潮流を生み出した劇作家・鈴江俊郎の代表作に挑戦。都会に暮らす男女のひっかくような淋しさが交錯する夏の数日間の物語『髪をかきあげる』(岸田國士戯曲賞受賞)と、男二人のじゃれあうような会話から現代人の孤独と閉塞感を描いた『ともだちが来た』(OMS戯曲賞受賞)、異なる魅力を持った二作品の連続上演にご期待ください。>

コトリ会議 『髪をかきあげる』

作/鈴江俊郎

演出/山本正典

出 演/牛嶋千佳、要小飴、まえかつと、三村るな(以上、コトリ会議)

竹内宏樹(空間 悠々劇的)、原竹志(兵庫県立ピッコロ劇団)、平林之英(sunday

<『髪をかきあげる』1995年初演。第40回岸田國士戯曲賞受賞作。深夜に訪ねてきた恋人をつれなく追い返す若い女は、門限という自室で一人になる時間を設けているのに、その孤独な時間の淋しさに身もだえする。子どもを亡くした夫婦は、悲しみで夜が眠れなくなり川辺を散歩し、懐中電灯の蛍に慰められたつもりになる。恋人を猛烈に欲しがる男と、彼のリクエストに応えようとする女子学生の奇妙な関係は平行線を辿るばかり。自分だけではどうにもならないうつろな心情を抱え、人々の救いようのない時間は過ぎていく・・・。>

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by kogure613 | 2018-11-15 20:07 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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