大学ゼミ対抗「高齢運転者交通事故防止対策」審査会@ルビノ京都堀川
2018年 11月 24日
2018/11/24(土)
一番寒いという土曜日。
学外授業でルビノ京都堀川へ。
パワーポイントのチェックを学生がしたあと、まんまん堂が向かいにあったので一緒にのぞく。
堀川通にある 「蒸しまん&カフェまんまん堂」 http://www.kyotoworkhouse.com/manmando/
日替わりランチ(650円)は土曜日のためなかった。
まんまん堂ぎゃらりー、そう言えば、はなのライブのときに渡辺あふる君から案内もらっていたあなと彼らの絵を見ていたら本人が来てびっくりする。
社会福祉法人 京都ワークハウス
上京ワークハウス まんまん堂
京都市上京区下長者町通下ル(市バス下長者町バス停前)
Tel&Fax:075(432)3825
ルビノの地下では7大学8ゼミによる発表会。
小暮ゼミは前半の2番目。質疑応答とか課題はいっぱいあったが(一次資料は少し当たることができたが、やはり現地調査不足が最大のネックだった)、なんとか最優秀賞をいただけた。確かにいままでで一番ゼミらしいゼミだったなと振り返る。ようやく3回生ゼミの仕方がわかりだしたと思ったらもうすぐ退職である。
大学ゼミ対抗「高齢運転者交通事故防止対策」プロジェクト ポリス&カレッジinKyoto 2018
【「お試し」からの運転卒業イベント―ネガティブな心を前向きに―】
京都橘大学現代ビジネス学部
都市環境デザイン学科3回生小暮ゼミ
提案は2つ、お試し期間 と 運転卒業式
11/26(月)、企画広報課に頼まれて、簡単な概要と経緯を送る。
ポリカレの概要と経緯
小暮ゼミ(3回生)のタイトルは、<「お試し」からの運転卒業イベント~ネガティブな心を前向きに~>です。
この研究提案では、まず高齢運転者の増加などの現状分析を踏まえつつ、京都市内で運転免許証を自主返納した実際の人にきくと、困ることも少なく、寂しくなったという割合もほとんどない状態であること。ところが、まだ返納していない高齢ドライバーにもし返納したらどうなるかと聞くと3/4以上の人がネガティブになるかも知れないと答えている点に注目しました。
そこで、以下の3つの理由で返納をためらっていると想定しました
理由1:制度の詳細(特典など)が伝わらず、自主返納した人の声を聞いたことがない(認知上の不足)
理由2:一度返納するとあとに戻れないので、後悔するかも?という心配(後悔の不安)
理由3:一気に老け込んでしまいそうだ、心の拠り所がなくなるかも?という心理(ネガティブな心理予想)
それらの理由に対処するため、二つの政策提案をしました。
(1)お試し期間制度・・・次に提案する「運転卒業」式に向かう準備段階として、1ヶ月から6ヶ月の後戻りできる制度
(2)運転卒業式企画・・・還暦や古希の祝いに並ぶような、自分の運連人生を振り返り、次の生活を送る心構えとしての人生イベント
この企画イベントでは、大学などの卒業式と同じように、在校生としてはお試ししている人はじめまだ返納に踏み切っていない人の代表が送辞を述べ、来賓としては、すでに返納したOB、OGを呼ぶことで、孤立しないで卒業後の生活をエンジョイしようというほのぼのとした決意表明の場になることが期待されます。
質疑応答のなかでは、お試し期間の間のサポートや、卒業後のネットワークづくりなどが必要だという審査委員からのご指摘がありました。
評価された点を推測すると、この提案は、府警として実現できる可能性がどちらもあるということ、そして、オリジナルイラストを作ったりしてわかりやすくしかも学生らしい発想ということがあったようです。ただ、反省点としては、現地調査が不十分だったことや、イベントの弱点である一過性をどう克服するかという点などもありました。
なにはさておき、都市環境デザイン学科公共政策コースとして賞をいただけたことは、ゼミ生たちの励みになったと思われます。