KUDAN Project『真夜中の弥次さん喜多さん』AI・HALL ハコベ2本目『うれふ実』東山青少年活動センター
2018年 12月 08日
2018/12/8(土)
いいものをまた堪能した。
(でも精華小劇場で見たような見なかったような、これもまた夢うつつなんですが、でも、後半、ここはこれだったなと気づくポイントがあったので見ただろうとは思って。タビと死のところとかは、少年王者舘でもあったように思えたりはする。)
KUDAN Project『真夜中の弥次さん喜多さん』AI・HALL、14時からだったが、JRの関係で8分ほど遅れてスタート。100分。舞台の奥や下などの黒子さんはすごいなあとか思いつつ、笑い続けた。
雨が降り出す。振り出しに戻る。シンプルなダジャレが重なるごとに強度を持つ。
うどん食いのエアに実際の出前。それにしても長いうどんである。
うどんとうで。右腕と左腕。漫画の世界がそっくり自然に演劇になること自体なかなかない。映画とかだともう賑やかになりすぎて困るっていうことになりがち。シーンとして死のシーン。
天井にぶら下がる塔体たちを見上げる二人。生首がいっぱいと私達を見る弥次喜多。
原作 しりあがり寿 作・演出 天野天街
出演 喜多さん:小熊ヒデジ(てんぷくプロ) 弥次さん:寺十吾(tsumazuki no ishi)
《日本演劇界の至宝》《小劇場演劇のひとつの到達点》とまで評された驚愕の二人芝居、復活!
しりあがり寿の同名漫画作品を原作に、少年王者舘・天野天街が脚本・演出を手掛けた傑作舞台。2002年初演後も、国内外で幾度も再演を重ね、その度に観る者を魅了し続けてきたKUDAN Project『真夜中の弥次さん喜多さん』が、関西で約13年ぶりに再演。
原作の同名漫画は、しりあがり寿氏が、日本の古典文学『東海道中膝栗毛』を題材に、「過去と未来」「生と死」「現実と幻想」を始めとするあらゆる二項対立の間を漂う壮大な旅物語として描き、2001 年「手塚治虫文化賞優秀賞」を受賞した作品です。天野天街は、多くの人物が登場する原作漫画を、これ以上ないほどにシンプルなストーリーと、たった二人の登場人物により舞台化。随所にユーモアやアクションをまじえ、スピーディかつ予想外な展開で、観る者の現実感を崩壊させます。「脳が溶けそうな“悪夢”をそのまま“快感”として提示する、とんでもない二人芝居」、どうぞお見逃しなく!
《あらすじ》
弥次と喜多は、この世の“リアル”を求めて江戸を出発し、お伊勢参りへと旅立つ。とある宿にたどり着いた二人は、雨で足止めをくらう。幾日も降りしきる雨の中、そこは次第に行く当ての無い想念で満たされ、二人は“夢”と“現(うつつ)”の狭間を揺れ動く。もはや江戸を出発したのかどうかさえ定かではなくなり、幻想的な時間と空間が交錯し、二人の悪夢がユーモラスで不条理に展開していく。>
第18回平成30年度知ってみよう!触れて見よう!体験!ボランティア講座~知的障がいのある人とともに【ふりかえり】。10時から、山科総合福祉会館会議室。去年から参加していて、今年はじめて2回生3名が体験。残念ながら今日の会は1名欠席だったが、この機会は重要だなあと思う。
来年度は学外授業というような義務的説明会参加ではなく、3回生ゼミの1/3が京都橘大学ボランティア促進研究会にして、そこが音頭をとって、2回生ゼミなどに声をかけていくという少し理想的かも知れないが、そういうことを試みてみようかと思う。今年はタイミングがよくて、別のボランティアと福祉とかいう授業の課題にもなるということで3名が参加したので、まあ色々なインセンティブ(公共政策ゼミを続けていくことにもなるし)を与えることもできる。
あと、3回生ゼミも、一つは他団体からの企画への応募に対応するとして、あとひとつ、これは強化サークルなどで週末に学外に出られないグループには、京都橘大学サークルがより活躍し、関係者以外にアピールするための研究がいいのかではないかと思う。まずは、応援チームあたりができないか、とか、サークル間の交流とか。昔、演劇部と放送部って結構交差していたし、そういう偶然ではなく、お互いの得意を交差させていくような。そういえば、文芸部と漫画部は一緒に冊子を作っていたな。
夜は、東山青少年活動センター。
ハコベ2本目『うれふ実』脚本:水のはつね、演出・脚色:ピンク地底人5号。
90分。暗転が頻繁、場所を想像するのに、手がかりが少ない。
役者さんたちもいっぱい(9名だが、小学生から中学生になるし、みんな中原中也を朗読するし、大家と先生と母親が同一人物だと気づくのに時間がかかって)。みんな若い(もちろん、学生現役と卒業した人たちとの差はあるんだろうが)。
舞鶴の花火。ありえない京言葉、洞窟、死にたいのに死ねない。なぜか中原中也がみんなを感染させる。断片。