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黒川博行『左手首』  みわよしこ『生活保護リアル』

2018/12/10(月)

黒川博行『左手首』新潮文庫、2005年、単行本2002年。

バッドエンドの7篇。

小悪人。哀しいなあというしかない。

確かに黒川さんは長編が抜群なので、短編になると、物足りないところはあるし、この文庫は悪くはないが、後味はほろ苦いので、好き好きかも。

いつもカバンには、小説と新書的なものをいれているが、いま入れているのは、みわよしこ『生活保護リアル』(日本評論社、2013年)。このなかにも、犯罪に繋がってしまいかねない苦しい生活を送る人たちが描かれていて、直接通じるのではないが、どこかで響き合う。格差社会のニッポンのなかで。

<美人局のはずだった。だが、頭の弱い女が誘い込んだのはヤクザで、相棒の男が凄んでも脅しが効かない。逆ギレするヤクザ。女は消火器を振り下ろした。バラバラにした死体をいざ埋めようとするが……「左手首」。解体業者と組んで事故車で稼いでいた損保・車両鑑定人(アジャスター)の悪どい手口……「解体」。一攫千金か奈落の底か、欲の皮の突っ張った奴らが放つ最後のキツイ一発! なにわ犯罪小説七篇。>

<堅気がヤクザに内緒で開く盆を襲撃して賭け金を奪う話。夫婦がマルチ商法で稼いだ金を強盗する話。美人局で引っ掛けた男が極道だった話。産廃業者の違法投棄をネタに脅迫する話。ホストあがりの占い師が株券詐欺に関わる話。損保会社の社員と解体屋がグルで仕掛ける保険金詐欺の話。元刑事が違法カジノの売上金を警察のガサ入れと騙して奪う話。小悪党が仕掛ける犯罪の数々が、やはり割りに合わず失敗する話です。筆致が堅苦しくなく、大阪弁で捲し立てるあたりが、ユーモアを醸す。>

ふたつのゼミ。

卒論指導の仕方で少し工夫。

二人は提出できる状態に。

16時半、学園ナンバー2が研究室に。なかなかこういうタスクから逃れられない。

18時、高大会議。入学前学習。本当は、同じ学園ならではの接続をすべきかも知れないなとあとで思う。

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by kogure613 | 2018-12-10 22:05 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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