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鎌仲ひとみ『ヒバクシャ ―世界の終わりに』 夕暮れ社弱男ユニット『サンクコストは墓場に立つ』『藝文京展EXつなぐ』京都芸術センター 黒川博行『燻り』 

2019/1/13(日)

買っておいたドキュメンタリー映画。ようやく観る。『六ヶ所村ラプソディー』や『ミツバチの羽音と地球の回転』(多分)は観ていたので、その前を知ることができる。

鎌仲ひとみ『ヒバクシャ世界の終わりに』2003年、116分、制作配給:グループ現代。

<確実に世界を覆い尽くそうとしている国境のない核汚染。使われる側にも使う側にも等しく被害をもたらす核。普通に生活している人々が知らぬ間に被曝し、ゆるやかに殺されていくという現実。この作品は見る事も、感じる事もできない核汚染の環境のもとで生きる、イラク、アメリカ、そして日本の人々の日常の姿を記録し、彼等、ヒバクシャの声を伝えるために作られた。

 1991年、世界で初めて劣化ウラン弾という兵器が使われてから私たちは新たな核時代に生きることとなった。それは普遍的な放射能汚染の現実を生きるということ。イラクで死に続けているがんや白血病の子供たちの出会いから「ヒバクシャ」を追う旅が始まった。生活することがそのまま被曝につながる、この現実はすでに私たち全員に及んでいる。核時代を生きる私たちは核のなんたるかを知らないままにヒバクシャとなりつつある、その内実を描いた作品。>

http://888earth.net/dvd_hibakusha.html より

< 広島で被爆した医師、肥田舜太郎は85才の今もヒバクシャの医療と人権の回復に情熱を傾けている。被曝体験から肥田医師は微量の放射能がもたらす危険を訴えてきた。肥田医師の活動を通して、人類史上稀に見る悲惨な体験から日本のヒバクシャが獲得した、アイデンティティ、そしてその魂のメッセージを探る。

また一方で肥田医師の警告する微量放射能の被害は核開発、核実験、原発によって世界に拡散している。長崎に投下された原爆のプルトニウムを生産したアメリカのハンフォードでは50年以上も大量のプルトニウムを製造する過程で世界でも最大量、高濃度の核廃棄物の汚染にさらされてきた。そこに住む住民もまたこれらの放射能によってヒバクシャとなっている。>

読んだ小説(9つの短編)、黒川博行『燻り』、

地味な事件。その中には、黒川さんならではのシチュエーションも随所にある。麻雀にパチンコ、骨董屋。「タイト・フォーカス」には山科にできた芸大というのがあって面白い設定やと思ったりするが、全体的にくらい気持ちになるものが多い。その中では、「迷い骨」があっけらかんとした展開、今日みた献体の無茶苦茶な移動とたまたま重なって読めたりする。

黒川博行『燻り』角川文庫、2016年。2002年に講談社文庫より刊行されている。

文庫が移るっていうことはどういうことが起きたのかなとか思いつつ、書き写す。

京都芸術センター。少し早めにいってギャラリーを覗く。

アーツマネジメント論の受講生に行ってほしいのだが、なかなか行かないな。

『藝文京展EXつなぐ』。

公募「藝文京展」(20152018年開催)の出品作家の中から、17名の作家をご紹介いたします。

人と人、時間と時間、空間と空間が結ばれ、新たな関係性が生まれるように、公募「藝文京展」をとおして現れる、ひと時、ひとつの場所を共有した作家たちの、新たなつながりと展開をご覧ください。

出品作家:

石橋志郎、伊藤学美、大友一世、川上幸子、北村隆浩、給田麻那美、桐月沙樹、葛本康彰、小筆凰外*、坂本優子、島田晶夫*、大東真也、谷 尚樹、中村敦、三木啓樂、箕浦徹哉、山﨑純子 (*は茶会のみの出展)

コーディネート:

松尾 惠(MATSUO MEGUMI +VOICE GALLERYpfs/w・京都市芸術文化協会 企画・交流委員)

マイケル・ハーディ(茶道裏千家淡交会国際部・京都市芸術文化協会 企画・交流委員)>

ということで、京都芸術センターフリースペース。

夕暮れ社 弱男ユニット演劇本公演『サンクコストは墓場に立つ』作・演出:村上慎一郎。

<実験的な演技手法を取りいれながらリアルなシチュエーションを独特のグルーブ感でエモーショナルに展開させていく、夕暮れ社弱男ユニット。

2019年はじめにお送りする新作は死体運びにまつわる不条理青春劇。

舞台上には夕焼けた死体がごろんとある。

それをみんな迷惑なもんだから、あっちにやったりこっちにやったり

悲しむのも哀れむのも良いけど、本当に思ってるなら、あなた引き取り手になってよ。

いらん?じゃあみんなでさよならを言って手を合わせて燃やそうか?

みんなそうしてるもんな。

(手を合わせつつ)ええのかな。ええんよな。

今まで人類がしてきたことやし

心の中には生きてはるわけやし

戻ってこない過去に囚われながらも愉快に生きる人たちの死生観のゆらぎを軽妙なタッチでコミカルに描きます。>

斜めの白い帯。壊す大学校舎と新しい校舎の地下通路?のようなところが舞台。見えないところに、エンバーミングされたご献体(死体というか遺体というかもテーマの一つ)。教授が解剖しないので、48体も溜まっている。それを密かに新校舎に移動させるために、そこの医学部的な学生二人。男の学生、吉岡(わっしょい、)は電話していて、どうもくるはずの学生は来ないようだ。

もう一名の女子学生夏川(安岐裕美)は、派遣の3人と一緒に献体を運んでいる。献体はダンスの山下残(何役、いや何体もする)。スマホがひび割れの女子高校生18歳、アユ(向井咲絵)は、遺体はまったく怖くない。対して窪沼(南志穂)は差し歯を買いたいバイトなのだが、怖い。そして負けてしまう自分は許せないのでめんどくさい葛藤を口にする苛つくまゆみ(稲森明日香)。リーダー格。まゆみのダイヤモンドリップ。

途中で腰をやって挫折。

なにせ、3名の派遣女たちのやりとりが実に今どきのような感じ。知らんけど。表現を大学出ても続けている人たちは派遣アルバイトとか多いだろうから実体験でもあるのかも。派遣アプリで評価されているのか。お金の支払いも遠隔操作。どうなっているのか、これも実話か。

爆音ロック?音は派手。後半はコミカルな不条理というかナンセンスパフォーマンス。

14時過ぎから15:33。


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by kogure613 | 2019-01-13 21:21 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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