空の驛舎『ムスウノヒモ』ウイングフィールド 能☓現代演劇work#6『罪も報いも-謡曲「鵜飼」より-』山本能楽堂

2019/2/3(日)

11時からの回だけではなかったらしいが、ウイングフィールドにはじめてきた女性集団がいて、始まる前、とても賑やか。家族の話が多い。ちょうど、空の驛舎が描く家族劇に合っているとは思うが、面白かったのは、演劇の始まりにびっくりして、ブザーがなったりしないのねえとつぶやいたこと。でも劇中はシーンとしていて、たぶん私と同じく沁みたようでよかった。

空の驛舎(そらのえき)第23回公演『ムスウノヒモ』作・演出/中村ケンシ、ウイングフィールド、100分。

新入社員が小声でつぶやく「罪悪感」。過剰に反応し、いやらしいクレーマーになる教頭をしている兄。

しかしボランティアしているだろうと当てるのはどうしてか、とか思ったりして観ていた。このお芝居、かなりいまの時代にヒットしているが悲しくなることが多い。

そして、いろいろと自分が経験したことを想起させられる、忘れてしまいたいこと中心に。

弟と兄が少しずつ会話していって。空っぽの部屋。

樹海の無数の紐。ようやくタイトルにたどり着く。そして、その紐の先を思う。

北村守(スクエア)・・・岸上芳樹(弟、顔の左に大きな痣)

河本久和・・・岸上久和(兄、支援学校の教頭)

石塚博章・・・佐久間亮太(芳樹の従兄弟、一人暮らし)

佐藤あい(コンブリ団)・・岸上みどり(芳樹の妻)

小畑香奈恵(宴劇会なかツぎ/げきだんS-'s)・・・遺品整理会社「メモリーズ」社長

中筋捺喜(うさぎの喘ギ。ツイッターを検索したら卒論提出していた)・・・遺品整理会社「メモリーズ」新入社員、大学でボランティアサークル所属

繁澤邦明(うんなま)・・・大家の息子

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190118-00000042-natalies-ent

<作・演出を中村ケンシが手がける本作では、死と離別をテーマに、残された人々が生きていくための物語の再構築が描き出される。舞台は閑静な住宅街にあるマンションの一室。この部屋で孤独死した父の葬儀のあと、集まった家族は知り得なかった父の思いをたどっていく。やがて、大家にすすめられて依頼した遺品整理・特殊清掃会社から担当者がやって来て……。>

すこし時間つぶしに苦労しつつ、久しぶりに山本能楽堂。

能☓現代演劇work#6『罪も報いも-謡曲「鵜飼」より-』70分弱。作・演出:林慎一郎。

最初に謡:杉浦豊彦。当日パンフに載っているので助かる。甲斐の国。山梨県上九一色村(当時)

徐々に、オウム真理教の話だと見えてくる。カナリア、籠の鳥。拘置所。

7/67/2613名の死刑囚。サリン、ビニール傘。戦争。

武田暁(魚灯)が、やってくる。小坂啓之。拘置所の職員だったのだろうか。カフカみたいな始まり。

森本研典(劇団太陽族)がいて泊まっていく。あまりリニアな筋を追うような作品ではなく、チキンラーメンが異様に強調されている。朝に観たお芝居と対照的。でも、興味深い。

大熊隆太郎(壱劇屋)は、松本智津夫ではないオウム真理教の死刑囚なのだろうか。最後の方で、芥川龍之介「地獄変」の絵師にもなる。

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by kogure613 | 2019-02-03 21:31 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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