人気ブログランキング |

匿名劇壇『大暴力』神戸アートビレッジセンター

2019/6/7(金)

神戸アートビレッジセンターへ。

指定管理者が公益財団法人神戸市民文化振興財団になって、演劇公演が増えたように思う。

KAVC FLAG COMPANY2019-2020KAVC舞台芸術プログラムディレクター)もその一つ。7劇団共通パスポート15000円というのは、労演的でもあるが、お得感があるし、KAVCへの愛着感がますし。それにしても、兵庫県の舞台芸術事情がいい感じ(近くに寄席もできたし:外見を見た、コンクリート打ちっぱなし)。ピッコロ劇場にAIHALL、ダンスボックス、そしてKAVC

匿名劇壇。近大の受講生が、MONO特別公演『空と私のあいだ』を見て、匿名劇壇ぽいといっていて、おお、人気あるんやなあと思って、行くことにした。

前説があるとすぐに始まる。この感じはこの劇団特有だったかも。1935のちょっと前から2046ぐらい。「フラッシュフィクション」の積み重ね。30ぐらいだっけ。数字が出てタイトル、それを読み上げて始まる。衣装を替えるスピードすごい。本番前はそれが遅いということなども織り交ぜ。楽屋裏と本番との切り刻み方。でも、本名でない安心感(虚構感)。でも、あったかもなと思わさせるエピソード群。言葉の暴力、パワハラ、恋人同士。SM。迷惑施設が来てもいいよと歌うぼくの街。仲間外れするイジメ。

理想と現実の高校生二人が面白い。その練習もあって。

いやはや、「これはまだ本番前」の挿入がどんどん膨らんでいって・・・

匿名劇壇『大暴力』作・演出:福谷圭祐

出演:石畑達哉、佐々木誠、芝原里佳、杉原公輔、東千紗都、福谷圭祐、松原由希子、吉本藍子

プログラム・ディレクター:ウォーリー木下

https://www.kavc.or.jp/events/4370/

<「フィクション」と割り切った世界の中で

笑いと痛みのボーダーを全員攻撃で攻める。>

<舞台芸術プログラムディレクター・ウォーリー木下氏がセレクトした、関西を拠点に意欲的な作品を発表している7つの劇団による公演を一年を通してくりするプログラム「KAVC FLAG COMPANY2019-2020」。皮切り公演は匿名劇壇!

とにかく秀逸なのは言葉のセンス。そして劇団員全員が大学時代からの付き合いだからこその、良い意味での内輪感覚だ。今ドキの若者言葉を活かした、鋭くもユーモアのある台詞を巧みにパスしつつ「でもこれって結局、フィクションだから」という冷めた目線もキチンと共有。そして笑いと痛みのギリギリの線に向けて、団員総出でひたむきに打ち込んでくる姿に、グッと来てしまうのだ。しばらくは長編を封印し、言葉の面白さに特化した超短編オムニバスに挑戦するという。思い切った冒険も、この劇団員たちが一丸となれば、恐れるものはない。>

<作風はコメディでもコントでもなく、ジョーク。自分たちの身近にある出来事を、自分たちをモデルにしたキャラクターを登場させながら、自己言及的な台詞を吐かせつつ、客観的でスマートなエンターテイメント作品に仕立て上げる。ポストドラマ的な表現方法を取りながらも、非常に分かりやすい作品になっていることが特徴。疾走感のある演出で、共感のしやすい物語を、メタフィクション的な多重構造で描く。>

<劇団コメント

5月で劇団は丸8年を迎えます。現代の若者の視点、価値観をうつし出すような作品づくりに取り組んできましたが、それは単に「現代の若者の当事者」だったからと感じます。若者といえるか怪しくなってきた我々が、今なおなんらかの当事者足り得るのか。少なくとも、30歳に少し足りない今の我々の等身大なんて、なんだかツマラナイ。今回は「暴力」という題材をもとに、たくさんの瞬間を描きたいと思います。ちなみに、体罰はあった世代です。>

a0034066_11050131.jpg

a0034066_11050325.jpg


いままでの自分の匿名劇壇観劇記録をチェック。


☆ 2014419日 匿名劇壇『奇跡と暴力と沈黙』KAIKAgate3本の一つ 25分ぐらいか

石畑達哉 佐々木誠 芝原里佳 杉原公輔 東千紗都 福谷圭祐 松原由希子

<匿名劇壇『奇跡と暴力と沈黙』(作・演出:福谷佳祐)。なかなかにスタイリッシュでゲーム感覚のなかに怖さを出した企画。一発企画になりがちだろうが、まったく知らないところだし、興味が出た。若い女性3名のあのうるさいしゃべり方など、実に的確にいまどきぽい。ああいう場面は、たとえば卒業式パーティのビンゴ大会でのしゃべりなどにあって、一番逃げ出したい状態のものだからこそ舞台にする意味もあるのかも知れない。>こぐれ日録

☆ 2014/5/29(木)

匿名劇壇『二時間に及ぶ交渉の末』シアトリカル應典院

<この前KAIKAで観たゲーム的なものも面白かったが、こちらは、別々のものが進行しながらシンクロするという劇構成も楽しく、椅子が硬くてお尻が痛いぐらいが難点なり。メタフィクションというか、自己言及的な舞台は食傷気味な人も多いので、これは一つの経過点ではあろうが、近大関係なんだと初めてなんか気づいたりもする。>こぐれ日乗

☆ 2016/2/20(土)

匿名劇壇フラッシュフィクション公演vol.2OPEX』カフェ+ギャラリーcan tutku

石畑達哉、佐々木誠、芝原里佳、東千紗都、杉原公輔、福谷圭祐、松原由希子

<匿名劇壇フラッシュフィクション公演vol.2OPEX』作・演出:福谷圭祐(6名の役者からは離れて、でも、しゃべることをする。すこしトリッキーなやりとりも面白い。11時から67分。瞬間芸に馴染みの大学生などは、実に入りやすいお芝居だろうと思う。中高年の男性が多いのは、午前中ということからか。>こぐれ日録

石畑達哉、佐々木誠、芝原里佳、東千紗都、杉原公輔、福谷圭祐、松原由希子

☆ 2017 09 29

壁ノ花団 『ウィークエンダー』オーバルシアター

出演|金替康博(MONO) F.ジャパン(劇団衛星) 松原由希子(匿名劇壇) 杉原公輔(匿名劇壇) 前畠あかね(近大を今年3月卒)

その後の公演は見なかった。

20169月第八回本公演「戸惑えよ」

20179月第九回本公演「レモンキャンディ」

20188月「笑う茶化師と事情女子」


トラックバックURL : https://kogure.exblog.jp/tb/239303382
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by kogure613 | 2019-06-07 21:00 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

こぐれのぶお・小暮宣雄 写真は春江おばあちゃんと・サボテンの花嬉しく 


by kogurenob