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水野和夫・山口二郎『資本主義と民主主義の終焉-平成の政治と経済を読み解く』

読んだ本。

水野和夫・山口二郎『資本主義と民主主義の終焉-平成の政治と経済を読み解く』祥伝社新書、2019.5。アマゾンのサイトから引用:

平成とはどのような時代だったのか。そして、令和はどのような時代になるのか――。『資本主義の終焉と歴史の危機』で歴史の転換を明示した水野和夫教授と、政権与党時の民主党ブレーンとして政治の内側を見てきた山口二郎教授が語り尽くす。まず、平成31年間を六つの時代に分けて分析。そのうえで平成を総括し、今後を予測・提言する。見えてきたのは、日本が資本主義を〝卒業〟していく過程であり、政治が大きく変質・劣化していく様だった。歴史的に未知の領域に入ろうとしている現在の日本。両名の主張に刮目せよ。

<以下、目次より抽出>

バブルは日米政府に仕組まれていた!? 宮澤喜一・不作為の大罪

二〇〇〇年代以降の製造業の弱点 日本の低生産性は、労働者の問題ではない

平成日本を変えた、悪の報告書 郵政民営化とはなんだったのか

なぜ民主党政権は失敗したか 内部から見た官邸支配

賃金が上がらない本当の理由 民主主義の死に方

消費税二〇%か、それとも…… 日産をルノーに渡してはいけない

資本主義からの卒業 世界一の借金国の国債が安全なワケ

日本再生に必要な二つのこと>

何度も言われるのは、日本は貿易黒字なんでなんとか持っていること、黒字にできているのは、日本の自動車産業だけになったこと。でも、電気自動車になったらどうなるか?石油が高くなったり入って来なかったらどうなるか?(再生エネルギーしかないわけですね)

この中で、「消費税二〇%か、それとも……」の当たり、水野和夫さんの税についての意見をメモ。193-195ページ

消費税は若年層にも低所得者層にも税率は一律だから、消費税を上げるなら、高額所得者への累進課税と同時に行わなければ、不公平感が募る(水野さんは、消費税アップは所得再分配税制をちゃんとすれば、反対ではない立場)。

その再分配税制とは、

1)法人実効税率を以前のどこかの割合まで戻す 今は、29.74%。1989年は、51.04

いま、グローバル企業に対抗できるのは自動車産業だけなので、そこだけ何らかの措置をすればいい。

2)個人所得税最高税率:今は45%だが、1970年代の75%に戻してもいい

3)企業の内部留保への課税

4)個人の金融資産への課税

5)相続税の税率アップ(確か、1億円で50%に)

6)内部留保課税と個人金融資産課税は財政赤字補填ではなく格差是正に使う

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by kogure613 | 2019-06-10 07:28 | 研究テーマ・調査資料 | Trackback | Comments(0)

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