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高村薫『マークスの山』上下 ジャック・スマイト『ミッドウェイ』

2019/8/7(水)

高村薫『マークスの山』上下 、講談社文庫、2003年。単行本は1993年発行。

読み終えていた小説。

警察小説というだけでは不足で、「本格小説」というべきと解説の秋山駿さん。

本格小説といえば、水村美苗さんのタイトルを思い出す。

確かに、逢坂剛さんのような軽快な展開ではない。すこし佐々木譲さんの寒い風を感じるが、どうも、頭の中でぐるぐるするのが、犯罪者だけではなく、刑事も、犯罪に加担する弁護士もそういうふうに、精神異常に近い「暗い山」が現れるのが特徴。いささか、読むのに体力がいった(まあ、酷暑だったし)。

(参考)

https://ameblo.jp/classical-literature/entry-11527146235.html

作品のあらすじ

<昭和51年10月21日。山で暮らしている土木建設会社の作業員で、無口なことから《口なし岩》のあだ名を持つ岩田幸平が警察に捕まりました。

酔っていたこともあり、26歳の会社員である登山客を、獣と間違えてスコップで殴り殺してしまったんですね。

不思議なのは、その登山客が何故深夜の吹雪の中、無理して下山して来たのかが分からないこと。そして、スコップが事件の少し前に版場(作業員の住む所)から消えていたこと。また、岩田の事件の三日前、同じ山で別の事件が起こっていました。一家心中があったのです。

両親は死に、男の子は無事保護されましたが、一酸化炭素中毒でハサミを振り回すなど、精神的な状態があまりよくないのを、刑事たちは気にしていました。平成元年夏。岩田が起こした事件のすぐそばで、白骨化した死体が見つかりました。

再び警察の取り調べを受けた岩田は「あのころ、私は多分、何人か殺したと思います。よく思い出せませんが、殺しました。二人か、三人――」(上巻、103ページ)と自白してしまい、有罪判決を受けます。

平成四年春。看護師の高木真知子の家に、マークスを名乗る青年が訪ねて来ました。2人は昭和57年の秋、マークスが病院に入院していた16歳の時からの知り合いです。

その当時、マークスは意識がはっきりしていなかったりしたのですが、自慰を手伝ってあげたりした、特殊な関係性の2人。それ以来、マークスは時折真知子の家を訪ねて来たりしていました。マークスはちょっとした盗みで刑務所に入っていたため、3年3ヶ月ぶりの再会ですが、マークスは真知子のことをほとんど何も覚えていません。それでも真知子はうれしそうな様子です。>

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夜観た映画。

米軍から太平洋戦争を眺めるとこうなるんだなあという感じで観ていた。

どうも映像を使いまわしていて、日本の空母が米国のそれだったりと史実との違いも多いそうだが、まあ、私は知らないので、こんなものかというふうに観ていた。

やはり、情報戦が大事なんだろうな。

ジャック・スマイト『ミッドウェイ』1976年、132分。

<アメリカ建国200周年を記念して製作された。チャールトン・ヘストン、ヘンリー・フォンダ等、ハリウッドを代表する豪華スターが多数出演しているが、日本人俳優は山本五十六役の三船敏郎以外は当時米国内で活躍していた日系人俳優たちで編成され、台詞は三船を含め全て英語となっている。空戦や海戦など戦闘シーンの多くは戦時中のニュースフィルムと過去に製作された戦争映画からの流用で構成された。>

https://eiga-watch.com/midway/

<当時圧倒的な艦隊を誇っていた日本軍に対し、米軍の艦隊は4分の1しかありませんでした。

194265日、ミッドウェイ基地の戦闘機部隊は友永丈市大尉(サブ・シモノ)を総司令官とする日本軍第1次攻撃隊を迎え撃ち、これを皮切りに遂にミッドウェイ大海戦の火蓋が切って落とされました。続いて日本軍は第2次攻撃隊として主力の空母艦隊「赤城」「加賀」「蒼龍」を投入しましたが、レーダーにより日本軍の動きを先読みしていた米軍は「ヨークタウン」から爆撃機を発進させて奇襲を仕掛け、日本軍空母は転回する間もなく4艦中3艦が撃沈されました。残る1隻の「飛龍」は「ヨークタウン」を撃沈するも、ガース自ら乗機して指揮する急降下爆撃隊が「飛龍」を撃沈しました。ガースは戦いで命を落とすも大海戦は米軍の勝利に終わり、艦隊の撤収を命じた山本は自ら作戦失敗の全責任を負う覚悟を決めました。>


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by kogure613 | 2019-08-07 22:00 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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