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大阪女優の会VOL.17朗読劇「あの日のこと」ドーンセンター1階 パフォーマンススペース MONO特別企画vol.7『涙目コント』THEATRE E9 KYOTO

2019/8/9(金)

あきらめない、夏" 2019 大阪女優の会VOL.17

朗読劇「あの日のこと」〜『朝、目覚めると、戦争が始まっていました』『空が、赤く、焼けて』より〜

構成・演出/棚瀬美幸

ドーンセンター1階 パフォーマンススペース、14時からの回、満席。少し強い冷房。

上演時間 約100

あとで、加東けいさんが93歳だと知る。開戦時16歳とあったという記憶が違っていたか。

太宰治が「一二月八日」という普通の主婦が体験した太平洋戦争開戦日の手記風の小説を、大阪女優の会を立ち上げた加東けいさんが、車椅子に座りながら丁寧に読む。これは「世界の片隅に」のすずさんに少し似ている。この主婦の旦那さんが著者本人の戯画なのかどうか、すこしわからない。どうも、サイトを観ると本人だという人が多い。

もちろん、メインは、交互に朗読される、『朝、目覚めると、戦争が始まっていました』(方丈社編集部)からと、1945/8/6広島原爆投下翌日からの『空が、赤く、焼けて』(奥田貞子、2015年、小学館))からだ。吉本隆明さんが軍国少年だったことは自身語っていたので全く驚かないし、高村光太郎さんもそう。火野葦平さんも。金子光晴さんの2回の馬鹿野郎もさすが。かなり無防備に室生犀星さんの開戦バンザイにはそうだったのかという感じが強い。

縦に並んで『朝、目覚めると、戦争が始まっていました』が語られ、横に並んで(基本)『空が、赤く、焼けて』が朗読される。後者の方が演劇的。前者はラジオニュースが挟まれる。

どちらも興味深く、心打たれるが、後者は、被爆した子供たちに寄り添う少女(中学生ぐらいか)の手記とか手紙なので、当事者の心の葛藤が痛ましいし美しい。それに対し、こうなっちゃうんだろうと知ってはいたが、開戦を聞いた知識人たちの喜び方とかには、なんだろうなあ、戦後は反省したのだろうが、こうなってしまうのも日本社会だし、いまも変わらないのだろうし、とか戦争の風化について心寂しい。

<劇は、太平洋戦争が始まった1941(昭和16)年12月8日のラジオ放送を軸に進む。「アメリカ、イギリス軍と戦闘状態に入れり」という大本営発表から「輝かしい大戦果」まで刻々と発表されるニュースに人々は何を思ったのか。

 「天地が開けたほどの開放感」(吉本隆明)、「新しい神話の創造が始つた」(火野葦平)、「一死報国の時が来た」(青野季吉)、「世界は一新せられた」(高村光太郎)……

 当時の著名人の日記などを収めた「朝、目覚めると、戦争が始まっていました」(方丈社)から抜き出してきたセリフからは、高揚感と陶酔感とが少数の怒りや胸騒ぎを圧していく風景が立ちあがってくる。

 興奮の行く末は「空が、赤く、焼けて 原爆で死にゆく子たちとの8日間」(小学館)からの引用としてあらわれる。45年8月6日の原爆投下後の広島をさまよった女性は、圧死した母のかたわらで「お母ちゃんとネンネする」と泣いて死んでいく幼子の姿に絶望的な怒りを書き記す。

 演出と構成を手がけた棚瀬美幸さん(43)=東大阪市=は「開戦の日の爽快感が広島の日につながっていった」と話す。

 河東さんは、開戦の興奮と原爆の絶望との間に無数にあったであろう平凡な日常を生きる主婦を演じる。>

一部引用:<高村光太郎連翹忌運営委員会のブログ あきらめない、夏"2019 大阪女優の会 VOL.17朗読劇「あの日のこと」〜『朝、目覚めると、戦争が始まっていました』『空が、赤く、焼けて』より〜。

https://blogs.yahoo.co.jp/koyama2870041/15624622.html >

キャスト

秋津 ねを(ねをぱぁく)  河東けい(関西芸術座)

金子 順子(コズミックシアター)  木下 菜穂子

佐藤 榮子(劇団息吹)  嶋まゆみ

条 あけみ(あみゅーず・とらいあんぐる)  田中 敏子(劇団MAKE UPJELL)

皷 美佳(劇団MAKEUP JELL)  長澤 邦恵(tsujitsumaぷろでゅ〜す)

服部 桃子  原口 志保(演劇ユニット月の虹)

桝井 美香  南澤 あつ子(劇団EN)  山本 つづみ

(参考1

2015-06-17 運命の日。そんな日でも、人々は変わらぬ生活を営んでいた-太宰治「十二月八日」http://s-taka130922.hatenablog.com/entry/2015/06/17/210037

<さすがに暢気な主も、これにはやや緊張の面持ちであったが、そのあとがよろしくない。地理に疎い主は、西太平洋がどのあたりに位置するのかがわからなかったのだ。

日本が米英との戦争状態に突入し、初戦は各地で地滑り的な勝利を次々とおさめていく。まさに破竹の勢いだ。日本国内も戦勝の高揚感に包まれる。その一方で、配給が少なくなっていったり、物の値段が上がっていったりと、庶民の生活にも少なからぬ影響が出始めてくる。また、大学を卒業した若者たちが軍に入隊して戦地へと赴くことも増えていく。

このあたり、戦時の只中に執筆された作品でありながら、ただただ戦意高揚のためのプロパガンダ的な内容ではなく、どこか否定的で皮肉な書きぶりを示しているところが、太宰の太宰らしさと言えるかもしれない。>

(参考2

高村光太郎連翹忌運営委員会のブログ あきらめない、夏" 2019大阪女優の会 VOL.17朗読劇「あの日のこと」〜『朝、目覚めると、戦争が始まっていました』『空が、赤く、焼けて』より〜。

https://blogs.yahoo.co.jp/koyama2870041/15624622.html

<反戦と非核を訴えてきた「大阪女優の会」が9~11日、活動の区切りとなる朗読劇を大阪市で開く。2003年に結成を呼びかけた関西芸術座の河東(かとう)けいさん(93)が66年の女優生活をかけて「最後」の舞台に挑む。

 きっかけは、2003年3月の米国によるイラク侵攻だ。これに怒った河東さんら関西の演劇人が劇団の枠を超えて集まり、同年8月に大阪市の劇場で第1回公演を開いた。それから毎夏、非暴力を訴える舞台を重ねてきた。

17回目の今夏は、30~90代の女優15人が朗読劇「あの日のこと」を上演する。

 劇は、太平洋戦争が始まった1941(昭和16)年12月8日のラジオ放送を軸に進む。「アメリカ、イギリス軍と戦闘状態に入れり」という大本営発表から「輝かしい大戦果」まで刻々と発表されるニュースに人々は何を思ったのか。

 「天地が開けたほどの開放感」(吉本隆明)、「新しい神話の創造が始つた」(火野葦平)、「一死報国の時が来た」(青野季吉)、「世界は一新せられた」(高村光太郎)……

 当時の著名人の日記などを収めた「朝、目覚めると、戦争が始まっていました」(方丈社)から抜き出してきたセリフからは、高揚感と陶酔感とが少数の怒りや胸騒ぎを圧していく風景が立ちあがってくる。

 興奮の行く末は「空が、赤く、焼けて 原爆で死にゆく子たちとの8日間」(小学館)からの引用としてあらわれる。45年8月6日の原爆投下後の広島をさまよった女性は、圧死した母のかたわらで「お母ちゃんとネンネする」と泣いて死んでいく幼子の姿に絶望的な怒りを書き記す。

 演出と構成を手がけた棚瀬美幸さん(43)=東大阪市=は「開戦の日の爽快感が広島の日につながっていった」と話す。

 河東さんは、開戦の興奮と原爆の絶望との間に無数にあったであろう平凡な日常を生きる主婦を演じる。

 手術を終えたばかりで認知症も進みつつある河東さんは今年6月末、ライフワークだった小林多喜二の母を演じる公演を閉じた。一方、今回の出演には「会が17年目ということは、ちっとも日本が平和にならへんということやね。ますますやらなあかんね」と続行に意欲たっぷりだ。

 会の副代表として河東さんに伴走してきた金子順子さん(67)=大阪市=は「河東の体調を考えて今回で一区切りとするが、演劇人としての河東にはやるべきことがいっぱいある。河東を生かし、受け継ぐ形を考えたい」と話している。>



夕方、東福寺から、今日は歩く橋が見つかってほっとする。時間までコミュニティカフェでジンジャエール。地元の浜辺ふうさんが9/6から始まる『キルト』のポスターを貼りに来る。予約しなくちゃ。

MONO特別企画vol.7『涙目コント』THEATRE E9 KYOTO 

満腹感ありありだのに、90分ぐらいだったかなあ。満席(いっぱい席を増やしていた)。9名になったMONO。二人(水沼健、尾方宣久)は声の出演。

水沼健さんにチケットをもぎってもらう。なんか照れくさい。

http://www.c-mono.com/stage/kyoto/

MONO結成30周年企画第二弾として発表するのは「笑って泣けるコント」。

これまで大切にしてきたアンサンブルと物語をベースに、新たな挑戦をします。笑えるだけのものではなく、オチを聞いて涙目になる。さらには全部のエピソードが緩やかなストーリーになっているという作品です。新しい試みに期待してください。>

脚本・演出: 土田英生 / 脚本提供: 前川知大、横山拓也、平塚直隆

出演:奥村泰彦 / 金替康博 / 土田英生 / 石丸奈菜美 / 高橋明日香 / 立川茜 / 渡辺啓太

平塚直隆 / 舞台美術: 柴田隆弘 / 照明: 伊藤泰行(真昼) / 音響: 堂岡俊弘 / 衣裳: 正金彩 /演出助手: 織田圭祐 / 舞台監督: 佐々木智史、織田圭祐 / 制作: 垣脇純子、本郷麻衣、谷口静栄

1) オープニング 作:土田英生・・・屋上でラジオ、高橋明日香さん。どうして、涙がでるか。先生、しつこい、モンチャックさん、よわい。映像ではなくサイコロ(大きいが)づかいが嬉しいタイトル提示。

2) フルーツバスケット 作:土田英生・・・引き続き全員 警視庁かな、緊急隊。でも、フルーツ名にして、ゆるゆる。テロリスト捕まえられるのか??

3) 久保の挑戦 作:平塚直隆・・・そうなったのか、、いろいろと、ひっくり代わるのが面白い。立川茜さん(水谷さん役、就活がなかなかうまくいかない)は、全体的に若くてしたたかな役どころ、でも、どこか憎めないドジをしたりする。

4) 見えない恋 作:土田英生 これ、短いが、すきかも。一人芝居(石丸奈菜美)がなかなかに楽しい。

5) さらば鎌玉 作:横山拓也・・・鎌玉市というのがなんじゃそれ、と思っていたら、花火との関連。鍵玉にしないところが逆にうまい。古いアパート。そうそう、舞台は全部屋上。屋上といえば、花火鑑賞。京都だったら送り火とか。でも、もう一つ、怖い使われ方をするので、上がれるところは非常に少なくなっている。

6) 坂本 作:土田英生・・・これもシュールなもの。なぜ坂本。今回は方言的な言葉遊びはあんまりないが、これは、名前フェチというのか、トラウマというか。立川茜さんフィーチャー。3人の女優さんを実に平等にフィーチャーしているのもさすが。

7) ゴッド・セーブ・ザ・クイーン 作:前川知大 2006年の短編・・・これはいまよりも、そういう話が盛んだった頃かも。中国の魂魄という考え方も援用しているのかな?

8) エンディング:作:土田英生・・・最後に死にたがっている人たちへのうっすらとした希望。「さらば鎌玉」の結末を知ったりするところは、一筋縄ではないな。

繋がっていないようで繋がっている。終わり方の凸凹感もある。単にチラシで観ただけだが、栗原康さんの本に『アナキズム 一眼となってバラバラに生きろ』という本があるそうだが、れいわ新選組と同じく、「一緒にバラバラに生きてやる、いつか死ぬんだからね」という感じが強くした。

朝、ツイッターのメッセージにうちの大学の劇団洗濯氣さんから今日中にハンコがいるという。困った、お昼にドーンセンター、夜にシアターE9

どちらかに来るか、あるいは、学生支援課に話して後閲(こうえつ)にしてもらえないか(内容は公演のことで了承しているので)と言ってみたら?とメッセージしておく。すると、なんと今年度から顧問のハンコが不要になっていたとのこと。確かにそういう話を部長会かどこかで聞いていたが、受け身の私は失念していて、もし絶対ハンコがいるというのなら、山科駅ぐらいで落ち合うかなとか心配していた。まあ、よかった。

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by kogure613 | 2019-08-09 21:54 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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