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美術手帖編集部『日本イラストレーション史』

2019/9/11(水)

ゼミ生が、結局、イラストレーションで卒論を書くことになり、すこし自分でも勉強しようと思い、本を買う。なかなかに面白かった。でも、字が小さくて、メガネをはずすこともあったな。イラストレーションとは何か?歴史は?というのは自分で定義してからでないと語ることができない。トートロジーになりそう。イラストレーションとはイラストレーターによって描かれた図版とかだと、イラストレーターとはイラストレーションを専門にする人という風に。

ただ、日本では1950年代はじめに、イラストレーションという言葉が使われだし、グラフィックデザイナーがコピーライターやイラストレーターを選んで、主に商業用の宣伝ポスターなどを作製する分業が生まれてからというのが、読んだ本、『日本イラストレーション史』のスタンス。

美術手帖編集部『日本イラストレーション史』2000年、美術出版社

<語られてこなかった、もうひとつの「美術史」がここにある──。いままでまとまって語られることのなかった、日本のイラストレーショ ンの歴史を、1950年代から現代まで網羅した保存版の1冊。 歴史を知るうえで欠かせないキーワードと、山口はるみ、湯村輝彦、日比野克彦、長岡秀星など11名のイラストレーターのインタビュー で、約60年間の時代動向を振り返ります。

■PART 1:イラストレーションという概念が定着していった時代

・日宣美 ・東京イラストレーターズ・クラブ ・抽象・具象 ・インタビュー 山口はるみ

■PART 2:メディアにのって、大量のイメージがあふれ出す

・年鑑日本のイラストレーション ・インタビュー 矢吹申彦 ・インタビュー 永井博 ・スーパーリアル ・インタビュー滝野晴夫 ・ヘタうま ・インタビュー 湯村輝彦・湯村タラ

■PART 3:イラストレーションがメディアを越境、アートの意味が分裂する

・コンペティション ・インタビュー 日比野克彦 [コラム] ・時代を超えてつながる表現 ・キャラクター ・インタビュー ひこねのりお ・エディトリアル ・インタビュー 小林泰彦 ・絵本・人物名鑑

■PART 4:イラストレーションは、どこへ向かおうとしているのか? ・新たなビジネスモデルは築けるのか・インタビュー 坂崎千春 ・インタビュー 長岡秀星

・イラストレーション・ブックガイド ・人物名・用語索引 [付録] 日本イラストレーション年表>

引用<イラストレーションとは図版という意味であり、図版とはマスメディアを前提とした印刷平面上の文字以外の絵図の部分を指す。印刷平面はグラフィックデザインと呼んでもよい。それはタイポグラフィー(文字)とイラストレーション(図版)から成り立っている。>


(参考)

日本宣伝美術会:通称「日宣美」https://artscape.jp/dictionary/modern/1198708_1637.html

1951年、「日本宣伝美術会」が設立され、原弘、山名文夫、新井静一郎、亀倉雄策、河野鷹思ら約50名によってスタートした。以後、大阪、名古屋ほか全国主要都市で毎年展覧会を開催し、53年からは作品公募を開始、新人の登竜門となる。>

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大学にて。

講演のあと、雷。

突然天気が崩れることが多い。亜熱帯。

千葉や神奈川の台風15号の被害、ツイッターで知ることが多い。

テレビは、それまで韓国の大統領の側近の話など。徴用工の話もあるが、せっかくだから、日本の戦前の歴史をきちんと国民に伝えたらいいのになあ。

安倍内閣。色々取り沙汰された人たちが閣僚になっている。すごいメンバーたち。

変わってしまった大臣や政務官の問題は忘れていくのだろうか。

日米貿易協定も気になる。

実は、帰りに手帳を観たら、夜、豊中市で音楽鑑賞のご招待を受けていたことに気づく。でも、天候もあるし、ちょっと体調も心配なので、欠席させてもらうことに。
by kogure613 | 2019-09-11 22:58 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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