人気ブログランキング |

エイチエムピー・シアターカンパニー『忠臣蔵・破 エートス/死』アイホール、135分

2019/10/10(水)

行政法の3回目。

伊丹駅へ。アイホール。

ここ、エイチエムピー・シアターカンパニーはスタイリッシュで90分ぐらいだろうと高を括っていたら、135分、一気。22時には撤退しないといけないし、まあ、休みが入るよりはまし。

でも、大胆な推理、思い切って現代史まで解釈するところ、なかなかに面白い。

女優陣で構成。美術も照明も美しい。

特に中堅の公家の大納言(高野)保春というトリックスター的暗躍が面白かった。ちょっと人間的なところもあって・・

エイチエムピー・シアターカンパニー〈現代日本演劇のルーツ〉『忠臣蔵・破 エートス/死』アイホール。19312146

作:くるみざわしん

演出・舞台美術:笠井友仁

髙安美帆:大石内蔵助(吉良上野介だけではなく・・・、世間の声、人のこころは) 

森田祐利栄:吉良上野介(いやいや転居、尻尾切りされる役)

米沢千草:戸田忠真(吉良上野介の後任、葛藤) 

水谷有希:柳沢吉保(将軍綱吉側近) 

原由恵:堀部安兵衛(江戸詰め、突っ込みたい)

ナカメキョウコ:大納言保春(武家伝奏、東山天皇との関係は、柳沢と同型)

石田麻菜美:大野九郎兵衛(刀から金へ。金が金を生む仕掛けが見えてくる)

大熊ねこ:吉田忠左衛門(落ち着いている、大納言保春とのやりとりが痛快)

せせらぎよし子:大高源吾(風流、俳句を詠む)

http://www.hmp-theater.com/work/chushinkura/

<洗練された演出と俳優の豊かな身体性で日本の名作戯曲を現代化し、注目を集めているエイチエムピー・シアターカンパニーの新作は、歌舞伎や文楽の金字塔「忠臣蔵」を上演します。

 元禄年間の大事件「赤穂事件」を題材にした「忠臣蔵」を、現代の視点から大胆に解釈し、今回は、赤穂城の明け渡しから吉良邸討ち入り、吉良の首級をあげるまでを描きます。

 「主君に対する忠義心」が美談として語られ、今も人気が絶えない「忠臣蔵」の世界をシュルレアリスム的感性で切り込みます。>

<いつまで謎のままなのか。浅野内匠頭を追いつめ、殿中(江戸城)で刀を抜き、吉良上野介に斬り付けたものの正体。三百年も前だからわからない。それですませて、できあいのモノガタリを芝居で何千何万回と繰り返した結果の今、なにがどうなっているのか。それも謎のままここらでいっぺん、ランプ片手に謎のなかに入ってみよう。鬼は出る、蛇は出る、足元は崩れ、天に穴があき、ランプが刀にかわり、着ているものが火消し服になり、雪が舞い、首が落ちてくる。あゝ、そんな忠臣蔵。もう前へ進むしかない。>


トラックバックURL : https://kogure.exblog.jp/tb/239648627
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
by kogure613 | 2019-10-10 22:20 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

こぐれのぶお・小暮宣雄 写真は春江おばあちゃんと・サボテンの花嬉しく 


by kogurenob