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鷲田めるろさん、河島伸子さん 少しずつ秋が深まる

2019/11/7(木)

少しずつ秋が深まる。

4限目、行政法7回目。

そのまえに、鷲田めるろさんの意見を読む。

『私が文化庁の委員を辞めた理由―あいトリ「補助金不交付」の問題点』 鷲田めるろ 現代ビジネス20169-11-7 

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/68255 より


<あいちトリエンナーレも、前回までは「普及・教育」と呼んでいたプログラムを「ラーニング」という名称に変えた。プログラム名の変更は、美術館は鑑賞者に特定の価値を教え込む場所ではなく、鑑賞者の相互的で自主的な「学び」を支援する場所であるという理念に基づいている。

 今、国内外のアーティストたちがどのようなことを考え、どのような作品を作っているかを、政府の意向とは切り離して、鑑賞者に伝えること、そして、鑑賞者が様々な表現と向き合った上で、それに対して自由に自分の意見を表明し、交換できる場を作ることが美術館や芸術祭、キュレーターが果たすべき役割である。そのために、補助金を出す政府からは独立して展覧会は組み立てられなければならない。>

<私は、10年前、ベルギーのゲント市にある現代美術館に半年間、籍を置かせてもらった。「社会彫刻」という概念を掲げ、美術と社会との関係を問うたヨーゼフ・ボイスなど政治的な作品も多く扱う美術館であった。美術館に入ると正面に黒い大きな受付カウンターがある。

 ここに開館時からずっと受付を務めている、美術館の皆が信頼を寄せるスタッフがいた。彼は私に「美術館にはいろんなことを言ってくる人たちがいる。それから美術館を守ることが自分の仕事だ」と話してくれた。

 次々と訪れる来館者に、いかにスムーズにわかりやすく施設案内や券種の説明を行うかという接客サービスの視点でしか美術館の受付を捉えていなかった自分を恥じた。>


これも大事なニュース。

芸術祭への補助金取りやめ「あってはならない決定」文化審議会 | NHKニュース 2019年11月7日 16時23分https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191107/k10012167951000.html
< 愛知県の国際芸術祭に、文化庁が補助金の交付をとりやめた問題。7日、この決定に対し、審議会の委員から「あってはならない決定だ」と批判の声が相次ぎました。
 慰安婦を象徴する少女像など一部の展示が中止された愛知県の国際芸術際について、文化庁はことし9月、申請の手続きなどが不適切だったとして、いったん採択していたおよそ7800万円の補助金を交付しないことを決めました。
 7日は、それから初めてとなる文化庁の諮問会議、「文化審議会」の会合が開かれました。
 会議では、出席した委員から、「文化行政が後退するあってはならない決定だ」とか「表現には、時の体制や政治への批評や皮肉を込める側面があるが、そうした作品をつくると補助金をもらえないという方向性を示してしまった」などと、今回の対応を批判する意見が相次ぎました。
 さらに委員らが、今回の不交付決定の経緯について公に議論する場を設けるよう、求めたのに対して、文化庁は「表現内容を評価して不交付にしたのではないことを説明していく努力は必要だと考えている」と述べるにとどまりました。
部会長を務める同志社大学の河島伸子教授は「いま、文化業界では文化庁への不信感が広がっている。今回のケースを契機にもう一度、議論してほしい」と話していました。>

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by kogure613 | 2019-11-07 22:11 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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