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空の驛舎『ステインド グラス』アイホール

2019/12/1(日)

児童文学で、教科書にもなるという『モチモチの木』を知らなかった。

空の驛舎『ステインド グラス』

大きな木のシルエット。職員休憩室のドアとダブっている。

『かえりみちの木』の背面的な位置づけ。

同じように、沈黙する場面が多い。言いたいが言えない。言ってしまうとどうなるのか、そのすれすれのところで留まる。まだ、いうのは早いよ、いってしまうと壊れてしまう自分自身、チームの関係。

桜井市という地名が出てきた。ちょっとめずらしいかも。

桜井市ではないが、支援学校の前の道路拡張工事で死亡事故があったというニュースが元になったという話もある。

働き方改革という名前で仕事が増える。授業時間を増やせという教育委員会。でも遠足などの下見をする予算がないからしないようというわれ。

小学部5年生の子供が事故に巻き込まれてなくなる。吉井先生(当時は5年生担当)も重症。もうひとりの人は求職。

どうして吉井先生は、法廷の証人にならないのか。若い副担任の田代先生は疑問に持つ。

心と体の傷。その傷はいま目の前に出すことができるのか。

学校事務員の姿を描かれるのは珍しい。発注のトラブル、文具屋(教材販売員)。

最後に微かな希望。それまでの陰鬱な世界から、何かが生まれるのか。いや、そんなに確かではないとしても。地震のあとの空白、去年自分も体験したが、することとない半日という空白もまたいいものではある。

空の驛舎『ステインド グラス』作・演出/中村ケンシ

アイホール。110分。115分から134分ぐらい。

<綿密な取材をもとに、学校現場の問題に切り込む新作。

 リアルに生きる市井の人々にスポットを当て、「個」を描くことから社会を照射する劇世界に定評のある「空の驛舎」。今回、第20OMS戯曲賞を受賞した関西の実力派劇作家・中村ケンシの新作を上演します。

 郊外のとある特別支援学校。

その日は、早朝の地震により休校になった。

余震が続く中、教員は出勤の義務のため、続々と集まってくる。毎日の目の回るような忙しさとうってかわり、エアポケットのような静かな時間が流れる。

やがて、日常では語られなかったことが、ぽつりぽつりと溢れ落ち、「後回しにしていた大切なこと」と向き合う

 教員・学校関係者・保護者立場の異なる人物の会話から浮き彫りになる現代の教育問題・学校問題。「人に寄り添う」とは何かを演劇的手法(物語ること)から探ります。>

キャスト】

小学部四年生担任 深山浩一郎:河本久和

小学部理科専科 近藤勉:石塚博章

小学部六年生担任 吉井まどか:佐藤あい(コンブリ団)

小学部三年生担任 坂口雄一:北村守(スクエア)

教頭 戸倉良子:豊島由香

事務員 中野徹:繁澤邦明(うんなま)

小学部六年生副担任 田代星来:中筋捺喜(うさぎの喘ギ)

教材販売員 稲垣由梨:吉沢紗那(スクエア)

保護者 杉原睦夫:ネコ ザ ゴースト(よいとな)

建設会社社員 斎藤詩織/女:濱奈美(三人娘)

少年:岩永力也

《空の驛舎プロフィール》

 2003年、劇作家・中村ケンシを中心に結成。濃密な会話劇で、生き難い世の中に相対し、絶望せず、人の繋がりを問い直し、「生きていく」ための思想を模索。最近では「現代のアジール(避難場所)」を提案。つまり「休もう」というメッセージを発信している。癒しを求め巨木の下に引き寄せられる人々を描いた「かえりみちの木」では、伊丹、名古屋、二都市公演を行い、大きな反響を呼び、上演後、新聞・演劇雑誌に、劇評とインタビュー記事が取り上げられた。

空の驛舎『かえりみちの木』AIHALL 2018 03 18日 https://kogure.exblog.jp/238408493/

「ヒトとヒトの関わり」「矛盾を孕む人間の、それでも生きていこうと不条理な世界に佇む姿」を丁寧に作品に描く空の驛舎。第20OMS戯曲賞大賞を受賞した実力派劇作家・中村ケンシの新作を上演します。

 とある地方で神木とされる一本の巨木。そこに集まる人々の姿を通して、流転の激しい現代社会の生き難さと、それを乗り越えて生きていく希望を描きます。>


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by kogure613 | 2019-12-01 22:00 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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