セルジオ・コルブッチ『豹/ジャガー』
2020年 05月 24日
2020/5/24(日)
なかなかに爽快、面白い。
マカロニウエスタンという命名が日本の淀川長治さんだったとか。
セルジオ・コルブッチ『豹/ジャガー』(ひょう/ジャガー、原題:Il mercenario、英題:The Mercenary)1968年、109分。マカロニ・ウェスタン。イタリアだが、メキシコなのでスペイン語(多分)。
<舞台は革命前夜のメキシコ。精悍な顔立ちから“ジャガー”の異名をとる早射ちのガンマン、セルゲイ・コワルスキ(フランコ・ネロ)は、メキシコ国境に銀山をもつ富豪アルフォンソ・ガルシアから、革命の気配のあるメキシコから安全な場所へ銀を移送する際の護衛を依頼される。
しかし、銀山はすでにパコ(トニー・ムサンテ)率いる革命軍に占拠されていた。さらに、商売敵の殺し屋カーリー(ジャック・パランス)がガルシアに接近し、用心棒として雇われる。コワルスキはパコから金を受け取ってひと仕事したため、革命軍の参謀に迎えられることに。
革命軍は次々と町々を解放していくが、ガルシアと政府軍をも敵に回した革命軍はやがて激しい戦闘の末に壊滅、命からがら逃れたコワルスキとパコは、途中から彼らに加わった美しいメキシコ娘のコロンバ(ジョヴァンナ・ラッリ)の協力を得て反撃を開始する。>
セルゲイ・コワルスキ:フランコ・ネロ
カーリー:ジャック・パランス
パコ・ローマン:トニー・ムサンテ
コロンバ:ジョヴァンナ・ラッリ
アルフォンソ・ガルシア:エドゥアルド・ファヤルド
<マカロニ・ウェスタン(Spaghetti Western)は、1960年代から1970年代前半に作られたイタリア製西部劇を表す和製英語。多くの作品はユーゴスラビア(当時)やスペインで撮影されたとされている。
イギリス・アメリカ合衆国・イタリアなどでは、これらの西部劇をスパゲッティ・ウェスタン (Spaghetti Western) と呼んでいる。マカロニ・ウェスタンという呼称は、セルジオ・レオーネ監督の『荒野の用心棒』が日本に1965年に公開された際に、映画評論家の淀川長治が「スパゲッティでは細くて貧弱そうだ」ということで「マカロニ」と呼び変えたと言われる。主演俳優にはジュリアーノ・ジェンマ、フランコ・ネロ、クリント・イーストウッドらがいた。>