村上陽一郎編『コロナ後の世界を生きるー私たちの提言』岩波新書
2020年 12月 11日
2020/12/11(金)
今日は夕方早く帰る。村上陽一郎編『コロナ後の世界を生きるー私たちの提言』
少しずつ、通勤の合間に読んでいる新書。
14世紀半ば近く、全世界したペストの話とか、歴史に学ぶことが多い。病原体というような観念はまったくなかった時代。しかし、経験則から、ペストは猖獗を極めている地域から入稿する船は40日間港外に留め置かれるという処置がおられたりしたという。人―人感染の機会を減らすことということは分かっていた。
ということで、人間同士の接触機書きを能う限り減らすというのは感染症の最初の一歩。
じゃあ、GoToキャンペーンってなんじゃらほい、ということになる。
村上 陽一郎 編『コロナ後の世界を生きるー私たちの提言』岩波新書 020/07/21
<新型コロナのパンデミックをうけて、私たちはどのような時代に突入するのか。私たちを待ち受けているのは、いかなる世界なのか。コロナ禍によって照らしだされた社会の現実、その深層にある課題など、いま何を考えるべきなのか。コロナ後の世界を生き抜くための指針を、各界の第一人者二四名が提言する緊急出版企画。>
「編者の言葉」
Ⅰ 危機の時代を見据える
藤原辰史◆ パンデミックを生きる指針ーー歴史研究のアプローチ
北原和夫◆ 教育と学術の在り方の再考を
高山義浩◆ 新型コロナウイルスとの共存ーー感染症に強い社会へ
黒木登志夫◆ 日本版CDCに必要なこと
村上陽一郎◆COVID-19から学べること
Ⅱ パンデミックに向き合う
飯島 渉◆ ロックダウンの下での「小さな歴史」
ヤマザキマリ◆ 我々を試問するパンデミック
多和田葉子◆ ドイツの事情
ロバート キャンベル◆ 「ウィズ」から捉える世界
根本美作子◆ 近さと遠さと新型コロナウイルス
Ⅲ コロナ禍と日本社会
御厨 貴◆ コロナが日本政治に投げかけたもの
阿部 彩 ◆ 緊急事態と平時で異なる対応するのはやめよ
秋山正子◆ 訪問看護と相談の現場から
山口 香◆ スポーツ、五輪は、どう変わるのか
隈 研吾◆ コロナの後の都市と建築 Ⅳ コロナ禍のその先へ
最上敏樹 ◆ 世界隔離を終えるとき
出口治明◆ 人類史から考える
末木文美士 ◆ 終末論と希望
石井美保 ◆ センザンコウの警告
酒井隆史◆ 「危機のなかにこそ亀裂をみいだし、集団的な生の様式について深く考えてみなければならない」
杉田 敦◆ コロナと権力
藻谷浩介◆ 新型コロナウイルスで変わらないもの・変わるもの人
内橋克◆ コロナ後の新たな社会像を求めて
マーガレット・アトウッド◆ 堀を飛び越える