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ポン・ジュノ『殺人の追憶』

2021/1/6(水)

リモートで新年の集い。

理事長のお話のとき、音声が途切れた。

学長が9割は対年授業にいまはなっているといっていた。

わたしも6コマのうち1コマのみオンライン。

 

観た映画。

ポン・ジュノ『殺人の追憶』2003年、131分。

『パラサイト 半地下の家族』を観たので、ポン・ジュノ監督映画をゲットしていた。

前に『グエムル-漢江の怪物-』を観ていたが、その同じ監督が、パルム・ドールを受賞というのには、結構驚いた。

『殺人の追憶』は、ソウルの周辺の農村。ほとんど日本の農村とその姿は同じ。

そういう意味ではアジアでは普通な風景に潜む狂気、犯罪。

警察官の苛立ちや正義感とはどこかはずれた感情やリンチ的行動を暗くなりすぎないユーモアを交えて描いていた。

 

<軍事政権下で比較的治安のよかった1980年代後半に発生し、10人の犠牲者を出した華城連続殺人事件を巡る刑事たちを描いている。ただし原作は事件を元にした戯曲であり、現実とは状況や関連人物の背景に相応の差異がある。第40回大鐘賞で最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀主演男優賞(ソン・ガンホ)を受賞した。20199月に日本において舞台化された。72回カンヌ国際映画祭のコンペテション部門に選出され、審査員長であるアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督率いる審査員の満場一致で最高賞であるパルム・ドールを受賞。

ソン・ガンホ キム・サンギョン パク・ヘイル


198610月、農村地帯華城市の用水路から束縛された女性の遺体が発見される。地元警察の刑事パク・トゥマン(ソン・ガンホ)とチョ・ヨング(キム・レハ)、ク・ヒボン課長(ピョン・ヒボン)が捜査にあたるが、捜査は進展せず、2か月後、線路脇の稲田でビョンスン(リュ・テホ)の遺体が発見される。どちらも赤い服を身に着けた女性で、被害者の下着で縛られた上に、絞殺されていた。パク刑事は恋人ソリョン(チョン・ミソン)の情報から、ビョンスンに付きまとっていたという知的障害を持つ焼肉屋の息子グァンホ(パク・ノシク)に目をつけ、彼を取り調べる。そこへソウル市警の若手刑事ソ・テユン(キム・サンギョン)が赴任する。グァンホを犯人と決めつけたパク刑事とチョ刑事は、証拠を捏造し、暴力的な取り調べで自供を迫る。すると、グァンホは殺害方法を話し始める。この供述からグァンホが犯人と思われたが、ソ刑事は遺体の状況からグァンホの麻痺した手では犯行は不可能であると断定する。同時期に警察の拷問による自白強要が問題化し、ク課長は解任される。新任のシン課長(ソン・ジェホ)はソ刑事の主張を支持し、グァンホを釈放する。
ソ刑事は、殺害が雨の日に行われていると指摘し、行方不明になっているヒョンスン殺害を示唆する。ソ刑事の進言を受けてシン課長は大掛かりな捜査に着手する。その結果、ヒョンスンの腐乱死体が発見される。しばらくしてセメント工場近くで女性の遺体が発見される。犯人は現場に手がかりとなる証拠を残さず、実像が見えない。そんな中、女性警官ギオクがある情報をもたらす。彼女が好んで聴いているFMラジオ局で毎日放送されている音楽番組に、事件が発生した日には必ず「憂鬱な手紙」という曲がリクエストされているというのだ。DJが読む葉書によるとリクエストした人物のラジオネームは「テリョン村の寂しい男」。ソ刑事はその葉書を入手して指紋や筆跡鑑定を行おうと課長に提案し、ラジオ局にも連絡するが、葉書は既に焼却されていた。>

 

<2019年には、現代の本国を舞台に、貧困層と富裕層の格差問題をエンターテイメントチックに描いた『パラサイト 半地下の家族』を発表。第72回カンヌ国際映画祭のコンペテション部門に選出され、審査員長であるアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督率いる審査員の満場一致で最高賞であるパルム・ドールを受賞。韓国映画100年という節目の年においての、初の最高賞受賞となった>


by kogure613 | 2021-01-06 22:30 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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