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山田洋次『小さいおうち』2014年

2021/3/25(木)

聖火リレーが福島から始まったという。

新型コロナ感染者数が増えだし、変異株の広がりも伺えるときに。

 

この五輪というスポーツイベントは、アスリートの為という建前と、IOCの放送権維持に電通利権の回収。いま、一番頭が痛そうなことは、海外からのIOCスポンサー客をどれだけ抑制できるかだという。放っておくと、数万人は絶対来て、豪華なホテルに泊まり自由に遊び歩くことが容易に予測できる。

 

NHK BSの録画。山田洋次『小さいおうち』

見たことがあるか?と思ったが未見だった。冒頭が小さなお葬式から。孤独死。

遺品は箱以外は捨てられる。小さな家の油絵って、吉岡秀隆さん役のおもちゃ会社デザイナーはいつ描いていたのか。

戦後に思い出やスケッチで描いたのは1965年。


よく知っている役者さんばかりだと思ったら、監督が大御所の山田洋次さんだったからか。

黒木華さんが確かに一番輝いている。

中嶋朋子さん役が、松たか子さん役の女学校時代の友人。ちょっと怪しくていい感じ。

妻夫木聡さんは、どういう役でも無難にこなしている。

「女中」概念の再検討とか、東京の郊外のプチブル家族の戦中の様子とか。

 

山田洋次『小さいおうち』2014年、137分、松竹。

原作:中島京子 音楽:久石譲

松たか子  黒木華

片岡孝太郎 吉岡秀隆

妻夫木聡  倍賞千恵子

橋爪功   吉行和子

室井滋   中嶋朋子

林家正蔵  ラサール石井

あき竹城  松金よね子

螢雪次朗  市川福太郎

秋山聡   笹野高史

小林稔侍  夏川結衣

木村文乃  米倉斉加年


(参考)

http://www7b.biglobe.ne.jp/~magarinin/2014j/06.htm?fbclid=IwAR1JzJFVePmqyAL9SYurC8yFGV5dpXmG4m0PUlwidB-aszmSyV9py7itS1I

その「小さいおうち」を描いた絵は、どういう経緯でタキ(倍賞千恵子)の部屋に飾られることになっていたのだろう。2009年3月に没後20周年という回顧展が開かれていた板倉正治(吉岡秀隆)が描いたと思われる絵なのだが、タキの部屋の絵は板倉がいつ描いた作品なのかも気になった。板倉正治記念館の学芸員とおぼしき女性の話では、所蔵作品として残っている赤煉瓦の平井家の絵を彼が描いたのは1965年で、戦後20年たってからの事だったらしい。その年の板倉に何があったのだろう。そして、タキと板倉が終生独身を続け、遺族の目にも留まらない遺品として捨てられる「赤煉瓦のおうちの絵」をタキが寝所に飾り続けていたのは何故なのか。

未読の原作において、タキの遺品に板倉の描いた絵があったかどうかは知らずにいるが、敢えて原作に当たって確かめるまでもなく、勝手に二つの仮説を立てている。一つは、戦時も末期になり、もう女中を雇ってもいられない時勢になってタキが山形に返された際に、平井常務(片岡孝太郎)が板倉から貰っていた絵を、時子が平井家の思い出の品としてタキに持たせ、以降、大事にしてきたというもので、もう一つは、戦後20年たった頃にタキと板倉が奇しくも再会し、タキが板倉に求めて描いてもらったもので、そのとき板倉から申し込まれた結婚をタキが拒んだ経緯があったのではないかというものだ。そして、僕は主に後者の仮説に立った解釈を本作の物語に対して抱いている。>

<大学生の健史の大叔母であったタキが亡くなる。遺品の中には赤い屋根の家の絵があったが、健史の父の一言で処分される。そのうち、健史宛ての品が見つかる。開けてみるとタキが健史にうながされて大学ノートに書き記していた自叙伝があった。健史はそんなに明るい時代じゃなかったんじゃないの、というが、タキには未来に満ちた時代に思えたのだった。恋愛の話も書いてよ、という健史に対し、タキはそんなのはなかったと言い生涯独身を貫いた。
 昭和11年、タキは山形から上京し小説家の女中となるが、その後、小説家の妻からの紹介でおもちゃ会社の常務をしている平井家へ奉公に上がる。平井家は東京郊外にあり、前年に建てられたばかりの少しモダンな赤い瓦屋根の小さいおうちだった。平井とその妻・時子、かわいらしいが小児まひになった息子・恭一らとの穏やかな暮らしが続く。時子は美人でやさしく、『風と共に去りぬ』を愛読する聡明な女性であった。
 だが、おもちゃ会社に新しく入った芸大卒の青年・板倉の出現で状況は一変する。板倉は平井家にストコフスキーのレコードを見つけ、彼が出演したディアナ・ダービン主演映画『オーケストラの少女』の話で時子と意気投合する。演奏会でも出会い、板倉は帰りに近藤書店で買った『タンクタンクロー』を恭一の土産にと手渡す。
 そして台風が来た時、雅樹が出張先から戻れないことを報せに駆けつけた際には、2階の雨戸を固定した後で一晩泊まることになった。その夜、時子と板倉は接吻してしまう。
 そんな中、タキに縁談の話が来る。しかし相手は53歳の老人という、あまりにも年が離れていることもあり、タキは嫌がり、破談となった。
 おもちゃ会社の存続のために板倉を打算で結婚させようとする平井は、時子に板倉の説得をするように言う。板倉の下宿に通ううちに時子の気持ちが揺れ、恋愛へと発展し、タキはその狭間で悩んでしまう。・・・>


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by kogure613 | 2021-03-25 22:00 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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