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斎藤幸平『100分de名著カール・マルクス『資本論』』NHKテキスト 検索中の労働者協同組合

2021/4/1(木)

無職になった。


1月、テレビで拝見した内容の確認のために読む。

斎藤幸平『100分de名著カール・マルクス『資本論』』

ブルシット・ジョブの典型が、広告業でありコンサルタント業であるというのが、新鮮。言われるとそうなのだが、電通などに働いて過労死し、そもそも。電通という存在自体がブルシットな会社のために、五輪を中止できないかと思うと愕然とする。

 

富と商品

使用価値と価値

モノ・価値・商品に支配されること:物象化

市民営化と民営化

資本:絶えず価値を増やしながら自己増殖していく運動

労働力の商品化

構想と実行の分断 p80

<「構想」は特定の資本家や、資本家に雇われた現場監督が独占し、労働者は「実行」のみを担う>

資本主義におけるイノベーション:「労働者を効率的に支配し、管理するための技術」p78

94

エッセンシャル・ワーク:人間にしかできない仕事、社会的に重要な仕事。長時間労働と低賃金という負荷

ブルシット・ジョブ:社会的には重要ではなく本人すら意味がないが、給料が高いのでやっている仕事。これが「広告業やコンサルタント業を中心に、近年急速に増えている」

117

晩年のマルクスが目指していたコミュニズム:コモンとアソシエーション

<社会の「富」が「商品」として現れないように、みんなでシェアして、自治管理していく、平等で持続可能な定常型経済社会>

 

斎藤幸平『100分de名著カール・マルクス『資本論』』NHKテキスト20211

 

https://www.nhk-book.co.jp/detail/000062231212020.html

<長時間労働、格差、不安定雇用、低賃金――。資本主義の暴力性がむき出しになるなか、世界的にマルクス再評価の機運が高まっている。生産力が上がるほど人が貧しくなるのはなぜなのか。なぜ過労死するまで働き続けなければならないのか。『資本論』で構想された持続的で平等な未来社会像とは?ソ連型の社会主義とマルクスの目指した「コミュニズム」は何が違うのか。

150年前に書かれた『資本論』には、現代社会が抱える問題を考えるヒントが数多く記されている。とくに、自然との関係のなかで人間の労働のありかたを分析する「物質代謝論」は、これまでエコロジーの視点でほとんど読まれてこなかった。

マルクス研究の権威ある国際学術賞を最年少で受賞した斎藤氏はこの点に注目。難解かつ長大な『資本論』で展開される資本主義の構造的矛盾について平明に解説するいっぽう、マルクスが晩年に遺した自然科学研究、共同体研究の草稿類も参照し、『資本論』の完成を見ずに世を去った希代の社会思想家の真意を読み解いてみせる。パンデミックや気候変動といった地球規模の環境危機をふまえ、いまこそ必要な社会変革に向けた実践の書として『資本論』をとらえ直す、まったく新しいマルクス論。>

 


無職になって、することがまだあることに気づく。


まずは、労働者協同組合、ワーカーズ・コレクティブなどの資本主義に代替できるかも知れない事柄から。(もちろん、芸術関係者も、組織論的には芸術労働者として見ていく)

基礎知識を入れていく。

 

9.ワーカーズ・コレクティブの価値(協同組合研究者 田中 夏子)
季刊『社会運動』20211月【441号】特集:コロナ禍の協同組合の価値 -社会的連帯経済への道-
http://cpri.jp/4258/
<自分たちの働き方を「雇われない働き方、もう一つの働き方」と表現し、神奈川県のワーカーズ・コレクティブなどでは「コミュニティ・ワーク」とも規定しています。協同組合の精神に基づき、働く人が自ら出資し、対等な立場で自主的に事業にかかわり、自己決定し、決定したことに対しては全員が責任を持つ働き方です。経済的自立のみならず、人間的・社会的な自立の精神がうたわれています。業種は多岐にわたり、仕出し弁当・配食・家事援助・介護・保育・学童保育・児童デイサービス・居場所・健康体操・鍼灸・薬局・再エネ・事務業務委託・リサイクル・編集・調査・配送・生協業務受託など、生活に必須のサービスを様々な形で提供し、まさにエッセンシャル・ワークそのものです。
 しかし、ワーカーズ・コレクティブの本領は、そこに留まりません。エッセンシャルな領域を担っていることも大切ですが、それをどう提供しているかが、併せて重要です。地域社会でますます多様化するニーズに対応するため、コミュニティに開かれた、誰もがそこで働ける協同労働の場をつくること。そのためには、まず地域のニーズを掘り起こし、市民の命と暮らしを当事者の視点で支えるサービスを立ち上げ、ケアの受け手とケアワーカー双方の尊厳を守っていく。そこで生み出された価値を共有し、分かち合い、コミュニティに循環させていく。働きにくさを抱えた人たちとともに仕事文化を開拓・実践していることも、ワーカーズ・コレクティブの一つの特徴です。
 こうした取り組みを持続可能にするために、コミュニティや自治体との連携は不可欠です。単にサービスを提供するだけでなく、どのようにその機能を実現するのかが、ワーカーズ・コレクティブの本領であり、エッセンシャル・ワーク論では語り切れません。>
 
 
アメリカの労働者協同組合に関する一考察
A Study of Worker Cooperatives in America
松本 典子 MATSUMOTO Noriko
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jalm/27/0/27_113/_pdf
<近年アメリカでも現代資本主義社会に対抗するためのアソシエーションのつとして労働者協同組合の取り組みが再度注目されるようになってきた。労働者協同組合(以下、労協)は一般的に、そこで働く人々によって所有され管理される協同組合と定義される。米国労働者協同組合連合会(United States Federation of Worker CooperativesUSFWCによれば、現在アメリカには約300400の労協が存在することが報告され、Worker Cooperativeをタイトルに掲げる論文や報告書が急速に出現し始めている。2016年には、バーニー・サンダース(Bernie Sanders) が「Agenda for America: 12 StepsForward」において、第3のアジェンダに「Creating Worker Co-ops」を掲げて労協への期待を表明したことでも注目されている。>
 
ワーカーズ・コレクティブとワーカーズコープって一応区別されているのか。大きな括りが「労協」。
<日本の労働者協同組合による社会的包摂の取り組みについて 松本 典子
http://repo.komazawa-u.ac.jp/opac/repository/all/MD40138391/
<日本では、日本労働者協同組合連合会およびワーカーズ・コレクティブ・ネットワーク・ジャパンの 2大連合組織が中心的役割を担って労協設立運動が展開されてきた。労協という名称が使用されていなくても、労協のように運営されている組織は少なくない>
<ワーカーズ・コレクティブが増大する中で、1995年にはそのネットワーク化と社会的認知の促進、またワーカーズ・コレクティブの事業活動に適合的な組織形態の法制化などを課題に、全国組織であるワーカーズ・コレクティブネットワークジャパン(以下、WNJ)が設立された。>
<ワーカーズ・コレクティブは、誰かに雇用される働き方ではなく、11人が主体となる「スローな働き方」28 を実践してきた
経緯から、障害者などの就業困難者にとっても働きやすい職場となる可能性が高いといえる。>
<ワーカーズ・コレクティブと同様にワーカーズ・コープでも、社会的排除を受けて主体性を奪われた人たち、社会的困難にある人や就業困難な若者が、「協同労働」を通じて社会に参加することで主体性と人間の尊厳を取り戻していく実践が全国各地にうまれている。社会的困難にある人の自立と居場所づくりを目指した「農福連携」では休耕農地を活用した農業実習が行われ、若者サポートステーション事業では全国22 か所で若者の自立・就業支援が実施されている。
 一般的によく使用される「ワーカーズ・コープ」という名称は、日本労働者協同組合連合会、センター事業団、地域労協、高齢者生活協同組合連合会などを包含した愛称である。>

協同労働法制化市民会議副代表・島村博さんによる、むずかしくて簡単な?協同労働法案の解説
https://jwcu.coop/archive/index.php@itemid=25



 


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by kogure613 | 2021-04-01 22:30 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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