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NHK BS特集ドラマ『流行感冒』原作:志賀直哉 脚本:長田育恵 演出:柳川強

2021/4/14(水)

NHK BS特集ドラマ『流行感冒』。

録画していたので、意外と長いのだなあと思いつつ見た。キレイな田舎の風景、大正時代の東京。黒いマスクに変わる車内。

警官がマスクをしていない人に強く注意するのが今とは違うところ。

 

島村抱月や松井須磨子が、当時の流行感冒がなかったら、死ぬことはなかったのにと主人公が言っていて、はて、この文学者は誰だろうとかぼんやり思って、最後のクレジットを見て、志賀直哉だったのかと思った。

 

新潮文庫の『小僧の神様』のなかに入っていて、改めて読む。脚本上の変化はもちろん色々あるし、石の家族とか、原作は込み入っているところをすっきりさせているが、セリフや心情的な部分はなかなかに忠実だった。

 

NHK BSプレミアムでは410日(土)に放送。

特集ドラマ『流行感冒』

原作:志賀直哉「流行感冒」1918-19の私小説:我孫子

脚本:長田育恵

演出:柳川強

音楽:清水靖晁

本木雅弘:志賀直哉

安藤サクラ:志賀春子

(子役):志賀左枝子

仲野太賀:根岸(出版社の男、原作では登場しない)

古川琴音:石

松田るか:きみ

石橋蓮司:寅吉(居酒屋、原作では登場しない)

<小説家の私(本木雅弘)は、妻の春子(安藤サクラ)と4歳の娘・左枝子、二人の女中とともに暮らしており、娘の健康に対して臆病なほど神経質である。時は大正7年(1918)秋。流行感冒(スペイン風邪)が流行り感染者が増え始める中、女中の石(古川琴音)が村人が大勢集まる旅役者の芝居興行に行ったのではないかという疑惑が浮上する。>


https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/20000/446241.html
<【本木雅弘さんコメント】
 このドラマは100年前のスペイン風邪が流行した時代を描いています。
 感染の危険にさらされ、目に見えぬ恐怖に心を乱し、人間同士の信頼が揺らいでいく、、今現在、世界中の方々が共鳴するであろうテーマです。
 人の世で同じことが繰り返される中、当時の様子から どのような教訓が得られるのか、大変興味が湧き、警戒態勢での撮影に不安がありながらも、進んで参加することを決めました。
 感染対策上、本番直前まで互いにマスクが外せない撮影スタイルは何とも奇妙でしたが、カメラが廻って初めて相手の表情が見えるので、芝居を新鮮に感じ取ることが出来たのは貴重な体験でした。(余談ですが、スタッフの方々は終始マスクを外しませんので皆さんの顔が覚えられませんでした(涙))
 「流行感冒」という重苦しいタイトルではありますが、非常にささやかで、しかし、とても大切な人間愛に触れるストーリーです。
 自問と他者への共感を澄んだ眼差しで掬い取っていく志賀さんの原作と同様に、思うままに動いていく人々の心の綾を感じさせてくれる脚本の、味わいある仕上がりにも惹きつけられ、妻役の安藤サクラさんをはじめ、共演者の皆さんの個性が役に見事にハマり、自然と物語に没入することが出来ました。
 是非、多くの皆さんにご覧いただき、一家族の危うく滑稽な出来事を通して、どんな状況に陥っても、”人は人を愛おしいと思える力を持っている” そんな小さな希望の光のようなものを感じていただければ幸いです。本木雅弘>

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by kogure613 | 2021-04-14 15:41 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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