ボランティアの欧州的語源は、どうも、志願兵からだということといまの五輪コロナとがシンクロナイズしちゃうという話
2021年 06月 06日
2021/6/6(日)
日本語としての「ボランティア」。1964年東京五輪ではそういう言葉はなかったのではないか?という本間龍さんの話に興味をもった。
自発的に(基本無償で)仕事をする人、社会に貢献する人。そういう意味が、阪神淡路大震災後に定着した。いや、もっと前からか。福祉ボランティアとかは・・・そういえば、大学4年生のとき、文京区のボランティアセンター(そういう名前だったかどうかは忘れた)で、障害児、障害学生のボランティアをしていたので、もう1970年代には定着していたわけか。
とても古い新英和中辞典で、volunteerを引くと
1 志願者、有志者、志願兵、義勇兵・・・
2 形容詞的に a volunteer corps 義勇軍 a volunteer nurse 篤志看護婦
とある。
五輪看護師ボランティアとかは、古典的なものなのかも知れない。
学徒動員は、志願兵だったのか、徴兵だったのか。後者?もちろん、特攻隊はボランティア兵
五輪強行開催という菅義偉内閣の頑なな政治のなかで、ホストタウン自治体問題とともに、五輪ボランティア問題も、少しずつテレビや新聞に出ている。ユニフォームを取りに行くときに話を聞くことができるから。
五輪騒動。 ボランティア問題だけでも、開催すると大騒動になるかもなあ。 五輪とコロナ。相性が異常に悪い。五輪と酷暑も同じだったので、二乗化している。そして、PCR検査抑制・水際検疫失敗の自公政権で三乗化する。
以下の記事を見ても、五輪ボランティアをすることが、五輪反対派からみたら、コロナ戦志願兵みたいに思われるという、分断が広がっていることが分かる。
ワクチンを打たない人とともに、五輪ボランティアをする人への差別をやめようということもありかも知れない。でも、こんな微妙な位置にいる五輪ボランティアさんたちには、菅義偉内閣として、希望者全員にワクチン接種を行い、もちろん、PCR検査も出動日前日には毎回して、家族や所属組織に安心してもらうようにするのが、五輪強行政策を行う政府与党の責任じゃないか。
と書いて、じゃあ、アルバイトはどうなんだ?ということもあるが、これはまた別に考えよう。
<東京五輪・パラ 「都市ボランティア」約3500人辞退 2021年6月6日 19時41分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210606/k10013070901000.html
<東京オリンピック・パラリンピックの競技会場や選手村などで活動する「大会ボランティア」の辞退者がおよそ1万人となる中、交通や観光の案内をする「都市ボランティア」でも辞退が相次ぎ、少なくともおよそ3500人に上っていることがNHKの取材でわかりました。
<東京文京区にある筑波大学附属視覚特別支援学校では、教員6人がボランティアとして参加する予定でしたが、活動を通じて感染すれば家族や職場に迷惑がかかるという理由から、すでに3人の教員が参加を辞退しています。
<参加を希望した理由について村田さんは、「視覚障害者がボランティアとして参加することがあまりないのでぜひ挑戦したいと考えました。生徒にもチャレンジしてもらいたいですし、日頃はボランティアされる側なので、自分たちもできることはやりたいという気持ちでした」と語りました。
しかし、感染拡大が続く一方で自身のワクチン接種の目途が立たず、高齢の家族と同居する中で家族からボランティア活動に参加して欲しくないと言われ、先月下旬に辞退を決意しました。
<海東さんは、「コロナの影響でボランティア活動の次の日に、会社に行くことについて『大丈夫かな』と思う同僚もいるだろうと思います。活動の際もボランティアのユニフォームを見るだけで、『ああいう人がいるから感染が収まらないんだ』と思われないかとか、以前はそう考えることもなかったですが、ボランティアへの攻撃的なことばがあるのではないかと不安があります」と心情を明かしました。>