上橋菜穂子『獣の奏者 外伝 刹那』
2023年 03月 21日
2023/3/21(火)
上橋菜穂子『獣の奏者 外伝刹那』
外伝というのも、なかなかに味わい深い。
11年間が、第2集と第3集の間にあって、
その間を埋めるものであるだけではなく、
登場人物の主観的な心の動きや思い出を
『獣の奏者』本編の球体の内部にフォーカスするように綴られていく。
上橋菜穂子『獣の奏者 外伝刹那』講談社文庫、2013年、2010年単行本、冒頭の「綿毛」か文庫本に書きおろし。
<本編では明かされなかった空白の11年間にはこんな時が流れていた! 王国の行く末を左右しかねない、政治的な運命を背負っていたエリンは、苛酷な日々を、ひとりの女性として、母親として、いかに生きていたのか。時の過ぎ行く速さ、人生の儚さを知る大人たちの恋情、そして、一日一日を惜しむように暮らしていた彼女らの日々の体温が伝わってくる物語集。>
<エリンとイアルの同棲時代、師エサルの若き日の苦い恋、息子ジェシのあどけない一瞬……。 本編では明かされなかった空白の11年間にはこんな時が流れていた!
文庫版には、エリンの母、ソヨンの素顔が垣間見える書き下ろし短編「綿毛」を収録。
大きな物語を支えてきた登場人物たちの、それぞれの生と性。
王国の行く末を左右しかねない、政治的な運命を背負っていたエリンは、苛酷な日々を、ひとりの女性として、また、ひとりの母親として、いかに生きていたのか。高潔な獣ノ医術師エサルの女としての顔。エリンの母、ソヨンの素顔、そしてまだあどけないジェシの輝かしい一瞬。時の過ぎ行く速さ、人生の儚さを知る大人たちの恋情、そして、一日一日を惜しむように暮らしていた彼女らの日々の体温が伝わってくる物語集。
【本書の構成】
1 文庫版描き下ろし エリンの母、ソヨンが赤子のエリンを抱える「綿毛」
2 エリンとイアルの同棲・結婚時代を書いた「刹那」
3 エサルが若かりし頃の苦い恋を思い返す「秘め事」
4 エリンの息子ジェシの成長を垣間見る「はじめての…」
「ずっと心の中にあった
エリンとイアル、エサルの人生――
彼女らが人として生きてきた日々を
書き残したいという思いに突き動かされて書いた物語集です。
「刹那」はイアルの語り、「秘め事」はエサルの語りという、
私にとっては珍しい書き方を試みました。
楽しんでいただければ幸いです。>
春分の日。薄ら寒い。
プラゴミ捨てたのみ。ずっと家。
ぼんやり観るものはいっぱいある。
テレビ。選抜高校野球を見ればいいのに、日本とメキシコとかもある。チャンネル、行ったり来たり。
逆転サヨナラで日本チャチャチャ。吉田正尚が活躍するのは嬉しいが、それ以外については、投手陣の差だろうね。
喜ぶ日本のテレビ番組がいっぱい出るのが苦痛すぎる。
仙台育英が慶応に勝つ。
オープン戦、中日ドラゴンズ、田中幹也が脱臼。ダメダメやな。
大野雄大が高めに行くし、球速も、以前の速さはない。
結局、去年とあんまり変わらないのかも。
若隆景、敗けるのね。
あっさり今場所は負け越して(あるいは休場して)、来場所、優勝狙いというのもいいのかも。
翠富士が優勝するのは、面白そうだが、でも、大関へ行く道は遠い。
外国人力士(豊昇龍や、新入幕二人)が大関になるのを待つしかないか。
日本選手では、朝乃山や琴ノ若あたりしか可能性がないかも。
とりあえず、若元春に少しの希望。
その先の落合、
高安や遠藤みたいに、四股名つけるかどうか。