笑福亭生喬「雑穀八(ざこはち)」
2023年 11月 27日
2023/11/27(月)
話の展開が大きく、講談や浪曲のような年月がすぎる。
繰り返しながらヒートアップするところ。
態度ががらりとかわり、今度は相手方が少しずつ強くなる。
笑福亭生喬「雑穀八(ざこはち)」
雑穀を扱うお店の栄枯盛衰。
生喬さんは東京弁を真似できないので、東京の落語家さんから教わったという。
若干、大仰な感じがあるが、時代が戦前なので、おかしくはないのかも知れない。
10年東京にいたので、東京弁になり、また、雑穀八を立て直すために働くうちに大阪弁戻る。
それにしても、鶴さんは、乱暴だ。しかし「先のホトケ」の命日なんぞ、クソ喰らえという気持ちはよく分かる。
「ざこ八」(雑穀八)
http://sakamitisanpo.g.dgdg.jp/zakohati.html
<★あらすじ
桝屋新兵衛の家へ、もと町内に店があった眼鏡屋の弟の鶴吉がやって来た。鶴吉は十年前、周辺四町きっての金持と言われた雑穀屋八兵衛「ざこ八」の一人娘、今小町といわれたお絹との婚礼の日に逐電した男だ。東京へ行って魚河岸で働いていたという。
そのざこ八の店が見当たらない。新兵衛は「ざこ八の店はつぶれた。つぶれたのはお前のせいだ」、「十年も東京へ行っていた俺が何でざこ八をつぶしたんだ」と怒る鶴吉に、新兵衛はその後の顛末を話す。
鶴吉が逐電した後、お絹さんは「鶴吉さんは私を捨てて逃げた。もう死んでしまおう」とまで悲しんだが、ある日、天王寺さんに参詣した時、一心寺の前の甘酒屋で鶴吉そっくりの百姓を見かけた。お供の者に後をつけさせると猪飼野の大百姓の次男坊だった。
人を介して話を進め、お絹さんの養子に迎えた。養子は始めのうちは真面目によく働いたが、そのうちに悪い友達ができて、茶屋酒の味を覚え、昨日は難波新地、今日は北の新地、明日は堀江、新町、松島と、店のことなどそっちのけで遊びまわり、金を湯水のように使った。それを苦にしてざこ八はころりと死に、かみさんも後を追うように死んでしまった。
養子は心を入れ替えるどころか、もう恐いものなしで遊びまくり、身代を使い果たし、悪い病気をもらってころっと死んでしまった。お絹さんも悪い病気を引き受け髪の毛は抜け落ちて矮鶏(ちゃぼ)のケツのような頭、あばただらけの醜い面相になってしまった。今は裏長屋の端の二畳敷きの納屋同然のところで雨露をしのいでいる。「だから、ざこ八をつぶしたたのは鶴吉、お前だ」と、新兵衛は厳しい口調で因縁話を結んだ。
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