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伊坂幸太郎『重力ピエロ』

2023/12/16(土)

洗濯をするかどうかの選択。

結果、洗濯をしてよかった。

小雨まじり、でも日も少し照って、風が幸いに強かった。

明日からぐっと寒くなるという。

 

マンションのエントランスで、自治会のクリスマス会。

妻もゲームをやってお菓子をもらった。

 

伊坂幸太郎『重力ピエロ』新潮文庫、2006年、2003年単行本(文庫化のために改稿あり)。

 

伊坂幸太郎小説の10作品目を読んだ(あとで調べたら最初に読んだ『砂漠』をカウントしていなくて、11作目だった)

一番、読みやすかった。理由は簡単。

話者「私」がずっと語ってくれるから。もちろん、時間軸は動くがこれは普通の小説でもよくあるものだ。

 

絶対悪の役割としては、葛城(私=泉水の母をエイプした男、改名)がいる。

レイプされた母が産んだ春が私の弟。

春にとって、血が繋がっていない育ての父の存在が大きい存在。癌に蝕まれている。

 

遺伝子によるものなのか、遺伝子とは関係ないものなのか。

家族の繋がりは、生まれた後のなかで生まれる。

遺伝子的に見目形が優れていることによる不幸。美容整形で観間違う兄と観間違わない弟、春。ストーカー歴の長い「夏子」の前半生に、サブドラマを感じる。

 

この前読んだばかりの『オーデュボンの祈り』の主人公、伊藤が後半になぜか出てきて、私にカカシの話をする。「神様のレシピ」。

 

<仙台の街で起こる連続放火事件。放火現場の近くには必ず奇妙なグラフィティアートが描かれていた。過去に辛い記憶を抱える泉水と春の二人の兄弟は、事件に興味を持ち謎解きに乗り出す。グラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎を解き明かしたとき、その先に見えてくるものとは。

<泉水(いずみ):本作の語り手。「ジーン・コーポレーション」という遺伝子に関することを取り扱う企業に勤めている。春に教えられた放火事件のルールに興味を持ち、謎解きに乗り出す。


春(はる):泉水の弟、二歳違い。197348日生まれ。市内に描かれたグラフィティアートを消すことを生業としている。誕生日がパブロ・ピカソの命日と同じであることを父から教えられ、自身をピカソの生まれ変わりだと信じており、ピカソのことは親しみを込め「ピカッソ」と呼ぶ。伊坂の著書『死神の精度』にも登場し、その主人公「千葉」との会話が書かれている。


父:泉水と春の父親。癌を患って入院している。地味で目立たない平凡な公務員だが、泉水は父のことを凄い人間だと思っている。

母:泉水と春の母親。何年か前に亡くなっている。結婚前はモデルをしており、仕事で仙台の市役所を訪れた際に父と出逢い一目惚れをし、モデルを辞めて仙台に押し掛けた。


郷田 順子(ごうだ じゅんこ):「日本文化会館管理団体」という団体の職員である女性。困惑すると、自分の両耳を触る癖がある。仙台市において文化会館の壁への落書きが酷くなったために、グラフィティアートに関わっている春のことを調査している。そのうち、春のストーカーの「夏子」だと判明。


黒澤(くろさわ):泉水がある調査を依頼した探偵。伊坂の著書『ラッシュライフ』『フィッシュストーリー』『首折り男のための協奏曲』にも登場している。非常に腕が良く、難しい依頼もわずかな期間で遂行する。本人によれば探偵はあくまで副業とのこと。本業は『ラッシュライフ』『フィッシュストーリー』同様に泥棒であると推測される。


葛城(かつらぎ):「ジーン・コーポレーション」に検査を依頼した男。売春斡旋を行っており、過去の様々な悪行を自慢することを楽しみとしている。

 

朝食。

サラダに、油揚げをフライパンで炒めたものを入れる。


伊坂幸太郎『重力ピエロ』_a0034066_15523571.jpg

by kogure613 | 2023-12-16 22:00 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

こぐれのぶお・小暮宣雄 写真は春江おばあちゃんと・サボテンの花嬉しく 


by kogurenob
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