文化政策博士号が出ました 行政の文化政策上の役割は聴くことだと気づかせてもらう
2006年 03月 25日
大阪市立芸術創造館に行ってもらうのも、指定管理者制度問題を知ることになるし、相乗効果があるといえばある。もちろん、そこの劇団がオーケーしてくれたらだけど。
この演習で鑑賞してほしいものはいっぱいあるので、どれにしぼるのがいいのか、去年はたまたまファックジャパンさんが冒頭に一人芝居を披露してくれたので、一人芸という流れで、紙芝居や落語、講談、浪曲という感じでしたのだが。まあ、「シンデレラ」で、グリムとペローの民話、二つに基づく絵本の違いとその読み聞かせ、いま発注中の紙芝居で、絵本から紙芝居へ、そして、アニメという連続電子紙芝居も・・・という新しい流れは一部見えてはいるけれど。大きなテーマを14回の授業で作るのはなかなかにむずかしい。90分間でひとつちゃんとした公演をするつもりで臨む。これって、まあ、大変な覚悟だけれどもね。
さて、15時から、文化政策博士論文の発表会。
古賀弥生さんの『地域における文化政策の主体に関する研究』。
いい発表はいいステージアーツと同じく、聞いていると、忘れていたことを思い出し、新たなつながりに気づかせてくれる。
たとえば、行政の文化政策上の役割は、「聴くこと」だと私に気づかせてくれる。コーディネートするなんておこがましいじゃないの、何も見ても聞いてもいないし、まず第一に文化に対する享受能力って行政の人にあるの?なんていわれないためのアクセプタンス。これは、静かに耳を傾けることなのだ。新年度のうちの生協のキャッチフレーズ原案が「聴く生協」(変わるかも知れませんが)。専務もなかなか渋い。
夜は、学生たち主体の送別会。
うちのゼミ生だった1期生も遠くから来ていた。
こうゆうことをしていたので、「コンテンポラリーダンスin新世界」にはまたまた行けなかった。
観光ツアー(Mamboboのてるてるに誘われていたのに残念です)はどうだったのだろうか、銭湯めぐりにアート宴会(脚本:横堀ふみ、演出:竹ち代毬也)。すごい一日だったのだろうなあ。アートポトラッチって感じかも知れない。
さださんって歌よりか喋りを楽しみにしてコンサートに足を運ぶ人が多いようです。最近では喋りのみを収録したCDも発売され、本格的に落語家デビューしてほしいなって思ってるのは僕だけでなないはず。... more