3日ぶりに外を歩く まぶしい マスクをすると変な感じだ
2006年 05月 15日
すぐに済むオープンキャンパスの高校生向けレジュメを作る。6.11 「文化政策学科ガイダンス」文化政策「五つ」道具~つくる・つかう・つなげる・つたえる・つづける~。
原稿の締め切りは今月末(NO-MA関係の原稿の締め切りと同じ日だ。こちらはもっと寝かそう)なのに、この律儀なこと。
午後からゼミ。これぞ創発的なことだと感じたことがおきて、何にもしないなかで、自然発生的に遊びや気づきが生まれることを目的としたゼミとしては、ちょっとした事件だった。
それは、神主のかしわ手はプロの音という趣旨の川柳を読んだ学生が、プロの音ってどんなのだろうと、実際にかしわ手を打ったところから始まった。
みんなでかしわ手を打つ。プロの音ってどんなのだろう。正解はもちろんない。いい出した学生を審判として、3つ違う音色を出すゲームもやってみた。結構みんな工夫して違う音を3つ出していた。音の高低も出るものだな。くぐもったかしわ手、高音域のきしむような拍手。ライブのとき、どうして拍手をするのかという疑問もわいたが、みんなわたしも含めてよく知らなかった。
昼休み、サークル申請するという「和太鼓同好会」のメンバー5名(すべて1回生、4名は京都橘高校太鼓部)が来る。どうやって太鼓を買っていくか。アーツマネジメントのはじまりでもある。
帰ろうとすると、2回生の2名がやってきて、スポーツジムに取材をしてそれを明日までに記事にしなくちゃいけないのに行き詰っているという(現代GPの一環でタウン誌づくりをしている)。出だしのアイディアを言ってみる。すると、これだったら(質問投げかけ風にしたのだが)何とかなりそうだと喜ぶ。
あと、お花屋さんや雑貨屋さんの取材において「文化」を意識しろと言われているけれど、それってどうしたらいいかという質問もしていた。フィールドワークで悩むことは実に大切であるし、そのとき、うまく具体的なアドバイスをするタイミングがこのようにあるといいけれど、そのタイミングをどう多くつくるのか、とっさの質問に彼女らと同じ目線からのアドバイスをつねに心がけなくちゃと、まずまず気持ちよく帰った二人を見て思う。
オープンキャンパス2006.6.11 「文化政策学科ガイダンス」
文化政策「五つ」道具~つくる・つかう・つなげる・つたえる・つづける~
京都橘大学文化政策学部文化政策学科教授 小暮宣雄
1. これから京都橘大学がめざすもの~文化政策学部文化政策学科の目線から
自立・・・自分らしい文化を
共生・・・違いを楽しむ対話を
臨床の知・・文化の現場から得られる体験
文化政策学部は、文化を通じて人びとの幸せサポートを行う文化政策学科と
経営を通じていまと向かい合う現代マネジメント学科からなる
2.文化政策学科の4つのコース
いまの私たちの社会で、文化と経済、産業、政策とのいい関係とは
観光とまちづくりが、地域それぞれの潜在的な力を発揮していく
生活空間を豊かにする建築とインテリアの術の行方
うっとりをつくりプレゼントする、アーツマネジメント
3.文化政策が大切にしていること
「と」~文化政策の本質~
文化と社会、生活と芸術、まちと資源、産業と生活の質・・・・
「つ」~文化政策の五つ道具~
まちをつかって文化をつくり、文化で人びとをつなげ、文化遺産をつたえて、
文化活動をつづける想い(ミッション)と術(アーツ)が、文化政策を特徴づける
4.学生たちの活動の模様
授業の特色-1 反芻すること
授業の特色-2 現場を感じる
授業を超えて 課外活動の豊富さ 自分で自分を探す旅を楽しむ
5.大学進学の準備のために
言葉や表現を豊富に
経験と思索を多様に
さまざまな人に出会うこと
さまざまな思いを綴ること