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1回生ゼミの舞台美術・照明講座の2日目

1回生ゼミの舞台美術・照明講座の2日目。15名参加。
よりつくるワークショップになっていく。
舞台美術を箱馬と椅子で作って、その空間を当てるものから。
パンダ、ねずみ、ねこ、くまの各チームにわけ(男子をそれぞれに配置)、まず、王様の美術を作る。これは、すぐに学生が当てる。次に、駅のプラットフォーム。ぐっとむずかしくなる。さらに、病院の待合室。やり直して、ようやくそれらしくなった。最後は戦場。これはすぐに当たる。が、客席から見えないので、その工夫が必要で少し手直し。

舞台美術のチームは朝の食卓を作り、照明のチームで朝の照明を作る。同じく、昼のカフェと昼の明かり。
そのあと、鈴江俊郎さんの半生の話(野糞話など)もまじえながら、脚本、役者、舞台美術、照明、音響(音楽)、演出というところの得意分野と不得意分野の話があり、場所、時間、心理状態でそれぞれの役割があることのレクチャー。この人たち以外に、制作、小道具、大道具、衣装、舞台監督、宣伝美術の人たちがいるという説明のあと、これらの人たちに必要なものをあてるファッションショーになる。

このあたりで、12時は越えていたが、最後に、一番大変なのは人間関係だけど、演劇への愛がそれをつなぐのだという話があって、鈴江さんの情熱が伝わってくる・・。それから、東山青少年活動センターの表さんからフリーペーパーの編集スタッフの募集があって(京都橘大学生で誰かいないでしょうか。編集のためのパソコン技術も教えてくれるそうです)、西田さんから、感想を書くペーパーが渡されて終了。

2日間でずいぶんと中身のあるワークショップ授業が出来たと思う。
いつも思うが、この経験をどうつなげるかということで、たとえば、秋の上品芸術演劇団(ここの上杉晴香さんが2日間手伝っていただいた)の公演(10/28.29、ウィングフィールド)にゼミとして参加するのもいいなあ。

今日もゼミ生の半分ぐらいと昼食したあと(下町の中華屋さん)、西長堀駅すぐの細野ビルヂングへ行く。始まる前、2階で写真とこの劇団(G-フォレスタ)のいままでのビデオが壁に映されていたので、ぼんやりみる。この細野ビルは外見はおとなしい(でも回りが殺風景なので独特のへこんだ空気感がある)のだが、中に入ると稠密な階段や廊下にうっとりする。1936年のもので、お芝居(新・ハムレット)が行われた部屋は、奥に社長室があったり応接室があったりして、戦前の小津映画がすぐに思い出されるものだった。

開演まで児童公園で子どもたちの遊びを見る。この観察はじつに面白い。お芝居の方は、太宰治が原作の『新・ハムレット』だが、けっこう、シェークスピア劇ぽい感じ。スコットとかも思い出させる朗読劇。
Tracked from 京都市東山青少年活動セン.. at 2006-05-23 14:58
タイトル : 京都橘大学の研修(その2)
2日目は、舞台美術の楽しさが伝わる内容でした。 まず、3~4人のチームに分かれて、鈴江さんが出した、 お題(3題は場所、1つだけ支配者・統治者)にふさわしい 舞台美術を考え、台詞は一切なしで、人はただそこにいるだけで、 静止画のようにして表現し、見ている人にそれがど..... more
Commented by kogure613 at 2006-05-24 06:37
あれえ。東山ブログの方がずっと詳しいですねえ。ありがとうございます・・・こぐれ
by kogure613 | 2006-05-21 23:45 | こぐれ日録 | Trackback(1) | Comments(1)

こぐれのぶお・小暮宣雄 写真は春江おばあちゃんと・サボテンの花嬉しく 


by kogurenob