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at Hirakata   girl girl boy girl boy

姫路でお墓参り。
帰り、タクシーを呼んだので、ぐるっと姫路城をめぐってもらう。
200円のまま、改修できない動物園は、入場料が据え置きなのだそうだ。
姫路市美術館のレンガ壁は装飾でじつは木造。へ~。戦前は軍、戦後は市役所。

京都芸術センターの講堂で、「at Hirakata @枚方」。演劇ユニットYOU企画、
秋公演「ハーフ―Where the heart will be―」上演のための、
ワークインプログレス公演30分間と、前後に、平野愛による「モチーフとなる枚方の風景のフォトプロジェクション」。じつは、八幡市の風景もあった。もうすこしで何もかも白い光になる寸前の風景が多い。
クスキユウ、松浦友、楠木悠と、作、演出、登場人物が微妙に変わっていくのもおもしろい。
団地のベランダ。なんだか、ぞわっとした。自分にとって一番身近だからか。

TOKYOSCAPE、昨日はじめてみて(風琴工房「紅き深爪」)、今日はアートコンプレックス1928で見る。
bird’s-eye view「girl girl boy girl boy」。
どちらも直球だなあと思った。もちろん、昨日の風琴工房の球の速度は速くなくでも重たくて下手をするとバッドが折れてしまいそう。演技のはじめに違和感があったが、そのうちにテーマの確実さでそれも消える。

今日の鳥瞰図さんは、スピーディで、軽めの直球という特色がある。コメディの集積。京都ネタもうまく取り上げて(自分当て)、ディスコミュニケーションのパタンをさまざまにオムニバスしている。終わりがピシッときたりそうでなかったり。

過去にないものをしようとか、大リーグボールを開発しようとか、そういうことなど考えず、前に同じようなものがあってもなくてもいいから、自分たちで楽しくつくろうという感じ。そう偉大なるアマチュアリズム。

まだ、2つだけだが、こうして東京の今の劇団を複数見られるというのは貴重なものだ。展覧会だったら、ベルギー美術の今とかなんとか、すぐに企画できる(注)が、演劇だとずいぶん大変なフェスティバル。
でも、関西の演劇界にとったら、自分たちの世界とどのように同じでどのように異なるのか、自分たちはどうなのか、いろいろ考えて感じるいい機会であることは間違いない。

(注)もちろん、ベルギーの現代美術を調査することから始まって、それを実現するには数年ほどの準備期間があったりするので、「すぐ企画できる」というは、いささか誤解を生みそうだ。まあ、このときは、こう勢いで書いたが、あとで見直すと思慮不足だ。
けれど、実演芸術のようにいつも「いま、ここ」の生ものよりは予定が付けやすいだろういう意味です

by kogure613 | 2006-07-28 23:42 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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