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気持ちのいい「五月晴れ」である

6/23(土)
気持ちのいい「五月晴れ」である。今日は旧暦では、5月9日。
五月晴れとは本来旧暦の五月(さつき)の晴れ間、つまり、梅雨の合間の今日のような日のことらしい。ほんとうに、旧暦で暮らすのは素敵なこと!

アーツ鑑賞演習は、次の『東京ノート』鑑賞の準備もかねて、『東京物語』。今日は16名と少ない出席だったが(24名中)、みんな『東京物語』をはじめて見たということ(小津の名前を知っている人がちらほらという感じかな)。
131分を通しでゆっくりみせてあげられるのが、この連続講義のよさである。
すすり泣く学生もいた。「ありがと」、この言葉のイントネーションがよくて、むかし、娘たちがマネをしていた。

その前に『顔を見ないと忘れる』のラストシーンをリーディングしてもらった。
せっかく、演習なのだから、ちょっとは自分でせりふを声にすることもいいことだろう。

午前中、昨日の自分探しの出席簿記入をしていた。この前の学外授業(ワンダリングパーティ『オルターナティブ・グリフ』)の感想も興味深い。幾人かのものを書いておく。
○小劇場での演劇ははじめてなのであたりまえですが、すべてが新しくて新鮮でした。自分探しの授業中に来られたあのお二人のもっておられるものが、あんなにも色々と多才(多彩)で、そして演劇(というかあのように表現しておられるもの)が奥深いことに驚き、今回鑑賞できてよかったと思います。「自分わすれ」というか、本当に時間をわすれてうっとりしてしまいました。

○久しぶりに生で演劇を見た。手作り感あふれた感じだった。「牛」がせまってくるのは面白かった。暗転の後人物が現れるのはインパクトがあった。内容は教会に通っている私にはとても興味の沸くものだった。しかし、はじめは謎解きのような感じであった。いったいこの村人たちは何者だろう、この顔が変な人は何をしているのか・・・先が読めない時間が続いた。しかし、モーゼが作った十戒や主の祈りを唱え始めたころから分かり始めた。少ない道具で情景をうまく表現してさすがプロと思った。しかし、一つ不満を言うと笑い(ウケねらい)?の場面が多く少しくどくて、もったいなかった。

○普段見る映画やドラマなどとは違って、すごく独特だった。映画やドラマは「自然な演技」をするけど、劇はそうではなくて、すごく印象に残る演技だった。話の展開など少しついていけないかなと思った部分もあったが、慣れるとおもしろかった。また見たい。一人芝居も印象的だった。

by kogure613 | 2007-06-23 17:54 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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