藤本由紀夫展『+/-』国立国際美術館
2007年 07月 24日
近大に成績を届ける。
夏の日差し。通りの学生はみんな試験の話しをしている。
朝、男山の横から夏の青空。
国立国際美術館で耳を大きくする。
藤本由紀夫展『+/-』。
メロディーが聴こえるような、聴こえないような。
単なる騒音とも言い切れず、ちょっと、宮島達夫の世界を思い出し。でも、ミラクルは起きるのか起きないのか、それはどうでもいいようにも思え。
なんだろう、音の塊というのではつかめなくて、音の雲。
近づくと雲の中に入ってしまって輪郭が消えて耳が方向を失い。
遠ざかるとまた風の彫刻みたいに浮かび上がってきて、耳が機能しだす。
あきない。気がつくと、足がずいぶん草臥れていた。
音場の陰に回り込んだり、近づいたり。一個一個聞いていったり。
向きを見たり、数えたり。
明日は、午後からぎっしり会議なので、午前中、成績づけと、評価点記入をする予定。
成績のことで相談したい学生さんは、午前中がひとまずタイムリミットかも。