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ようよう清水宏監督の『有りがたうさん』を観る

8/20(月)
そろそろ。暑さも峠を越えたかな。

はなが、ちょっと(18時半から30分ほど)、心斎橋に今月できたルイード(9月グランドオープンということらしいが)で歌うという。心斎橋RUIDO
9/9(日)と急な話。それに、スタンディングらしいし、そのあとのバンド(こちらがメイン)などのことも知らないので、大いにお奨めするわけにも行かないけど。

自分は、新しいライブハウス研究ということで、娘が歌うから行こうするので、実に不純な動機だけれど、アーツマネジメントの器として、民間の画廊とライブハウスは同様な経営的(企画と貸しのミックス)・育成的(アーティスト・ミュージシャンの発見・登竜門の場)なポジションにあるのだが、その比較とか位置づけとかは、なかなかちゃんと研究が進んでいないと思うので、興味深いテーマかと。

ボーダレス・アート企画公募2次審査会へ。行きに藤本由紀夫さんと偶然一緒になり、鳥取市での企画に参加したとき、ひっそりした商店街の片隅に、なかなかユニークなUJターンの人がやっているお店があったことなどを聴く。私も「オシテルヤ」でのライブが一番いまの私にぴったりだと思っていたところなので、眼が覚める気分。

全国中に自足した人たちが少人数ながら集まったりインターネットで結び合っている文化状況のなか、いまさら、ビエンナーレとかトリエンナーレとかいって多くの人数を集めてどうのこうのというのは無いよねえという話になる(成り行き上京都府の国民文化祭に関係している私としても、もちろん基本的には激しく同意しているのである・・・)。

審査会のあとも、今井祝雄さんも一緒になった帰り、3人で、そうそう、神戸ビエンナーレって誰もしらないでしょ?ということになり、ふと、カバンにそのバッチをいただいてとめていたことを思い出す。びわこビエンナーレ(実際はトリエンナーレ)はいましているとばかり思っていたら、秋なのだそうだ。キャップハウスは、兵庫県から耐震の工事予算(ブラジル移民関係)が出て来年度は使われなくなり、そのあと、3階から上などがいままでどおりアーティストラン的に仕えるのだそうだ。

フェスゲとか赤レンガ倉庫のことを聴かれるが、こちらはどうもよく知らないというか、どうなるのかよく当事者も含めて見えないのかなあと思って、口ごもる。
夕立があがって、今井先生は大学に行くという。私も明日は大学に行く予定。

夜、ようよう清水宏監督の『有りがたうさん』(1936年、78分)を観る。中古ビデオを買ったこともあるが、映像がずいぶん痛んでいる。でも声はよく聞き取れて、ただし、素人ぽく、何だか、バスの中を写した個人フィルムのドキュメント映画的な感じさえする(川端康成の原作なのに)。それを、上原謙(バスの運転手で、道をよける人たち~鶏にも~にいつも「有りがたう(さん)」というので、そういうあだ名をもらっている)も、娼婦役の桑野通子(うらぶれた娼婦としてビデオパッケージには書いてあったが、もうそのかっこよさに玄人筋の粋なお姉さんとしか見えない)も、けっこう、朴訥としている。

揺られて、キレイな景色。のんびりとした道行き。むかし行ったインド旅行を思いだす。がたがたとただバスのうちとそとの世界を描くだけで、人々の生き様が見えてくるから不思議。子どもたちも元気。旅芸者と旅役者が両方出てくるのも小津映画にはない庶民性。ただ、映像のこともあり、がたがたしていてついうとうとしてしまう。いつ、誰が降りて誰が乗ってきたのか、どんな人だったのか、本当のバスの中のように転寝にぴったりな映画でもあった。
by kogure613 | 2007-08-20 23:20 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

こぐれのぶお・小暮宣雄 写真は春江おばあちゃんと・サボテンの花嬉しく 


by kogurenob
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