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イクラ食堂、船井美佐、應典院、学会、自然・・・妖怪はアーツ、アーツは妖怪?

11/24(土)
應典院へ。
きょうは、日本アートマネジメント学会の全国大会。前回の関西での開催では部会長だったが、今回は、当日、分科会の司会をしてその報告をするだけなので、ずいぶん楽をさせていただいた。

ちょうど、船井美佐展―境界―プラトニックディスコが、お墓をバックに、あっけんからんと展示されている。1階にも鏡の作品あり。
應典院へ行くとどうしてもお墓、とくに自然(じねん)と名づけられた生前個人墓に吸い寄せられる。オペラ愛好家さんや東北の方などをあれこれと案内してしまって、秋田住職から、何度も案内していましたねと言われてしまう。
秋田光彦さんがいう「縁起的世界」の縁起というのは、なかなかに深い言葉。演技も縁起のためにあるのかも知れない(駄洒落にて、おそまつ)。

ただ、秋田さんが説法されるごとく、お寺は「民」がつくる公共の場、アーツの場であったということは大雑把には賛同しつつ、江戸時代における檀家制度、あるいは、古代王朝における仏教の権威利用などにも留意すべきではあろう。

何はともあれ、お寺文化のある意味、雄大さ、哲学的諦念のかっこよさの一方、もっと、現世的なご利益(りやく)をもとめた信仰や怨み祟り系の呪術が芸能の底辺にあったことも事実。で、お寺と神社の正面ではないすみっこにあるホンネの信仰とそれにまつわる芸能のことにいま心を寄せる。
生霊、悪霊、付喪神、式神、護法、犬神、天狗、河童、ザシキワラシ・・・
「妖怪はアーツ」「アーツは妖怪」というフレーズを唱えつつ。

そうそう、イクラ食堂というロシアン料理の出張販売アーティスト的ふしぎかわいげグループがお昼とか午後のお茶サービスをしてくれていて、そのなかによく知っている人がいてびっくりした。でも、ピロシキとか、ふつうに美味しかった。
by kogure613 | 2007-11-24 11:13 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

こぐれのぶお・小暮宣雄 写真は春江おばあちゃんと・サボテンの花嬉しく 


by kogurenob
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