マイクロ・ハピネス。メックの人型塗り、少し呪術のようでもある
2007年 11月 25日
2007/11/25(日)
とても小さなことなのだけれど、それが、偶然にうまくいくとなんだか一日ほかほかする。
マイクロ・ハピネス。
たとえば、紅葉シーズンの電車の中。たまたま、シルバーシートが空いていて、ちゃんと詰めて座ると5人掛けなのだが、一人の人が脚広げてずるっと座ると4名しか座れなくなってしまうシート。シートの端には、若い男、イヤホンで音楽を聴き眼をつぶっている。その若い男の右隣が空いているのでそこに座る。きょうも4名しか座れないなあ(うーん)。対面(といめん)も4名だった。観客席の長椅子と同じでつい人数を数えてしまう私。
私は、その若い男にぴたっと寄って、少しだけシートが見えるように座る。なんとなく左隣の若い男はいやそう(だが、眼をつぶったまま)。でも、右隣は30歳前後の女性で、その動きをちょっと気にかけてくれている(気がする)。
つぎの駅に着いて、老夫婦が入ってくる~とはいえ、私よりも20歳ほど上だけなのだが~。二人がシルバーシートを見まわす。すると、対面の40歳代の男性がかわろうかと老婦人に言う。が、彼女は、いいえ、とお断りする。つぎの駅で、私の側の人が下車。一人分が空く。
すると、私の右隣の女性が私に近づき、二人分の席が出来る。二人分が空いたよと心の中でさけぶ。それでも、まだ、二人はすぐには座らず、まず老紳士は、老婦人を座らせる。でもまだ大丈夫だな・・ようやく、その老紳士も一緒に。
うまくいったなあと心で思う。対面の男の人もほっとしているようだ。
マイクロ・ハピネス、極小幸福粒とでももか言っておこうか。そんなささやかな喜び体験は、昔の「小さな親切」というのとは違うけれど、まあ、押し付けでないちょっとした心配りの連鎖は、じつにハッピーな空気製造機である。
席を替わるというのも結構タイミングとか相手の気持ちの問題とかがあって、私のように50歳代だとよけいにためらう。立ったあとの居場所というのもむずかしいもので、一度降りて分からないように違う車両に再度乗るということなどをしたりもする。
他方、詰めるというのも、一人ではできない。小劇場でヨイショすることもなくなったし、電車のシートで体が触れ合って座るというのは、どうもとくに若い人は苦手のよう。コミュニケーションしているのは、指の携帯電話メールばかりだ。
めくるめく紙芝居ワークショップが、13時から16時まで。山科青少年活動センター。
上半身や脚などを巻紙にかたどって、色をつける。巻紙がダンスしているようだ。参加者の人型が重なって巻紙の特質をうまく使えている。時間や経過、動きがあるのだ。何だか楽しい。ここにもマイクロなハピネスを経験する。ちょっと、妖怪を描きたくなったりもする。アーツマネジメントの講義で映像を見せたりしたので、2回生などが誰か来るかと思ったが、ダメだった。
つぎは、12/9の13時から、ここの和室ということ。12/8が12/9に変更になったようだ。残念ながら、この日はお寺ハウスでトークしているので、参加できない。同時に、この日はアーツ鑑賞演習の日でもある、ということは2回生はまず誘えない、か・・。
とても小さなことなのだけれど、それが、偶然にうまくいくとなんだか一日ほかほかする。
マイクロ・ハピネス。
たとえば、紅葉シーズンの電車の中。たまたま、シルバーシートが空いていて、ちゃんと詰めて座ると5人掛けなのだが、一人の人が脚広げてずるっと座ると4名しか座れなくなってしまうシート。シートの端には、若い男、イヤホンで音楽を聴き眼をつぶっている。その若い男の右隣が空いているのでそこに座る。きょうも4名しか座れないなあ(うーん)。対面(といめん)も4名だった。観客席の長椅子と同じでつい人数を数えてしまう私。
私は、その若い男にぴたっと寄って、少しだけシートが見えるように座る。なんとなく左隣の若い男はいやそう(だが、眼をつぶったまま)。でも、右隣は30歳前後の女性で、その動きをちょっと気にかけてくれている(気がする)。
つぎの駅に着いて、老夫婦が入ってくる~とはいえ、私よりも20歳ほど上だけなのだが~。二人がシルバーシートを見まわす。すると、対面の40歳代の男性がかわろうかと老婦人に言う。が、彼女は、いいえ、とお断りする。つぎの駅で、私の側の人が下車。一人分が空く。
すると、私の右隣の女性が私に近づき、二人分の席が出来る。二人分が空いたよと心の中でさけぶ。それでも、まだ、二人はすぐには座らず、まず老紳士は、老婦人を座らせる。でもまだ大丈夫だな・・ようやく、その老紳士も一緒に。
うまくいったなあと心で思う。対面の男の人もほっとしているようだ。
マイクロ・ハピネス、極小幸福粒とでももか言っておこうか。そんなささやかな喜び体験は、昔の「小さな親切」というのとは違うけれど、まあ、押し付けでないちょっとした心配りの連鎖は、じつにハッピーな空気製造機である。
席を替わるというのも結構タイミングとか相手の気持ちの問題とかがあって、私のように50歳代だとよけいにためらう。立ったあとの居場所というのもむずかしいもので、一度降りて分からないように違う車両に再度乗るということなどをしたりもする。
他方、詰めるというのも、一人ではできない。小劇場でヨイショすることもなくなったし、電車のシートで体が触れ合って座るというのは、どうもとくに若い人は苦手のよう。コミュニケーションしているのは、指の携帯電話メールばかりだ。
めくるめく紙芝居ワークショップが、13時から16時まで。山科青少年活動センター。
上半身や脚などを巻紙にかたどって、色をつける。巻紙がダンスしているようだ。参加者の人型が重なって巻紙の特質をうまく使えている。時間や経過、動きがあるのだ。何だか楽しい。ここにもマイクロなハピネスを経験する。ちょっと、妖怪を描きたくなったりもする。アーツマネジメントの講義で映像を見せたりしたので、2回生などが誰か来るかと思ったが、ダメだった。
つぎは、12/9の13時から、ここの和室ということ。12/8が12/9に変更になったようだ。残念ながら、この日はお寺ハウスでトークしているので、参加できない。同時に、この日はアーツ鑑賞演習の日でもある、ということは2回生はまず誘えない、か・・。
by kogure613
| 2007-11-25 20:43
| こぐれ日録
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