『アリゾナ・ドリーム』 『千年女優』 『シンガー・ソングライター』
2008年 07月 31日
かんぜんきゅうか。
パソコンもきゅうか。
エミール・クリストリッツァ『アリゾナ・ドリーム』1992年、135分。アメリカでの映画(製作国はフランス)だし、ジェニー・デップとかいうスターだし(フェイ・ダナウェイだけ期待)・・・と低期待だったが、やっぱし、おもしろいわ。音楽(ゴラン・ブレゴヴィッチ)はもちろんだし。来世は亀になりたいという、アコーディオンする自殺娘(リリ・テイラー)にはまる。
今敏(こん・さとし、1963年生)『千年女優』2002年、87分。このアニメから昔の映画、映画撮影所のことなどに若い人が興味が出ればいいかなという感じかな。断片的(とくに前半、女優さんの映画出演シーンがバラバラコラージュされるところ。それがすべて同じパタン)なので、なかなか深まらない。でも、テイストとか絵とかセンスは悪くない。
アニメ映画が色々あるので、選択肢が多く、競い合っている感じがよく、いつか、もっと落ちついた深みのあるアニメをこの監督さんとかも作るかも知れない。
田川律『シンガー・ソングライター』1999年(発行所:アップフロントブクス、発売元:ワニブックス)。こういうとき、書物の引用は、発行所なのかなあ・・・
表紙もいいし、『あやしい舞台監督』もよかったが、こちらも、1965~1975の音楽のこと、時代のことが田川さんの経験のなか(バックステージ)から、浮かび出る。
柔道を中学生のときやっていたこともあって、古賀稔彦の一本背負いはしびれる。NHKBS。