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『明るい無常観』とダンス発表会@京都芸術センター&『仕事道楽』

4/30(木)
授業を近大でしたので、このあとは、また5/7に近大の授業をするまで、お休みとなる。
5/3にめくるめくWSがあったりはするが、すこし、授業とは遠ざかることに。
31名。名簿ができたので、出席票を転記する。橘でも、二度名簿を出さないで、そのかわり、これぐらいのタイミングで正式の名簿を出してもらうほうがいいかも知れない。
きょうの近大のアートマネジメント論は、5/3~5の中之島のかえっこバザールの案内、水都でのかえっこ募集のチラシ(全国の様子)、別府の混浴なプログラム(アーティストインレジデンスの説明もあり)、ダンスボックス(神戸)のチラシなど、バラエティに富んだ(すこし雑多な)ものになった。

さらに、5/30のめくるめく紙芝居公演のチラシを配りつつ、2年前の10分間映像を見てもらった。
かなり、強い印象を与えたようで、実際の来場につながるかどうかはわからないが、定義の肉付けにはなったかと思う。
ひとり、強く葬祭文化論を希望していたこともあり、すこし、葬祭とアーツマネジメントの比較論をした。
凝縮したレジュメだったこともあり、半分ぐらい寝ていたが、それでも、どこかの頭の隅に残るだろう。
定義の続きをノートテイクすることになると、みんなちゃんと起きだすあたりが面白い。

(玉造という駅名。「つくり」に反応している。まず、地名の由来から調べなくちゃ)

京都芸術センターにチラシを2種類(6/7はすでに置かれていた)。ここは、30部までということ。
『明るい無常観』5/10までの展覧会。意外と面白かった。金子良/のびアニキ。のび太君のかっこうをした若いアーティストが、大人のだいたいスーツ姿の男が信号待ちをしているときに無意識に動かす足の動きなどを、子どもっぽく真似をする。これって、かなり幾重にもかさなるフェイクがあって、けっこう、楽しめる。変換の多さがあって直感的(直観的)。
一方の淀川テクニックも名古屋でしゃちほこのスクーターをゴミで作って名古屋城を走って反応をみたり、遊んでいて、ああ、無常なのだが、無情ではもちろんなく、無上でもないのでが、無償な感じが無理なく無目的だ。

ダンスの発表会も観る。京都の暑い夏2009。タイトルはもうよく分からなくなっているな。でも、森裕子さんのダンスというかパフォーマンスを見ながら、お能を思い出す。最後の舞、とくにキリさえびしっとできてそれを堪能できるとすべてが解決できるのだ。最後の5名ぐらいのダンス(振付:チョン・ヨンドゥ)はいま制作中のものだそうで、歌が入ると俄然面白くなった。はじめと同じシーンが最後にあるのに、はじめとは全然違ってぐっとくるようになるのが不思議。

鈴木敏夫『仕事道楽―スタジオジブリの現場』岩波新書、2008年。
この新書も意外に面白くためになった。校務などで、無造作に「プロデューサーの育成」とか使われると、プロデューサーほど大変でかついかがわしく誰彼とできるものではないという私の遣る瀬無い感じと符合したりもする。
by kogure613 | 2009-04-30 23:29 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

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