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松岡正剛『白川静 漢字の世界観』

5/27(水)
今日まで、お休み。
生協の総代会が延期になったのは、つらい。
で、本当は、アートNPOリンクの会合にいけることになったのだが、
まあ、いっかということで、ぐーたら。

ホントになにもしない一日だったな。
厚生労働省の分割案は、岡本全勝君の持論だったということ。(でもちょっとしたら、麻生さん、断念したようだ・・・なんじゃらほい)
もし、この麻生首相案(「社会保障省」と「国民生活省」)になると、完全に「労働」という名前がなくなっちゃうんだな(私は自治という名前がなくなるときにタイミングよく退職してよかったとは思っている・・・)。
「国民生活省」っていうと、みんな生活じゃん、文化も消費も交通も住宅も・・・それ以上に「国民」が非国民をつくりそうでいや!

消費者庁も内閣府の外局としてできるらしいし(それまでだって、内閣府の外局の庁だったのに、それぞれ環境省になり防衛省になって大きくなり、結局橋本行革って、徐々になし崩しは始まっていたが)、あの当時行われた省庁合併ってなんだったんだろう、という反省がまずほしいものだ。
そして、国と地方自治体間をめぐる課題を含めて、より本格的な行革が行われるといいのだが・・・もちろん、そのテーマは、地方集権論であり、天下り問題など諸悪の根源の一つ、擬似公益法人の廃棄であるんだろうな。

松岡正剛『白川静 漢字の世界観』2008年、平凡社新書。
いまようやく、なんで平凡社新書から出されたかが分かった。
http://www.stylishidea.com/archives/1196
http://book.asahi.com/topics/TKY200812080234.html
それにしても、
『字統』(平凡社、1984年、白川さん74歳の作品)にはいままでずいぶんお世話になっているんだけれど、『術』の語源は、いままで『漢語林』の無難なものを使っていた。
すなわち、朮をもちあわで解釈していたが、やっぱり、白川説の「たたりをなすけもの」に変更すべきだな、これは次年度からの課題なり。

『字統 普及版』(平凡社、1994)p421 術・・・
行と朮に従う。行は十字路。・・・そこでは、古代の重要な儀礼や呪儀が行われた。朮は呪霊をもつ獣の形。この朮を用いる呪儀を術といい、行路の安全を祈る目的のものであろう。・・・・・道路は内外を通ずるところで、古代的な観念においては、異族邪霊と接触する最も危険の多いところであるから、道路における呪術は、極めて重要なものとされた。・・・


金文は、キンブンと読むのだけど、甲骨文は、コウコツブンかコウモツモンか分からなくなりました。甲骨文字って言えばすみますが・・・検索結果では、コウコツモンのような感じ・・・
by kogure613 | 2009-05-27 23:51 | こぐれ日録 | Trackback | Comments(0)

こぐれのぶお・小暮宣雄 写真は春江おばあちゃんと・サボテンの花嬉しく 


by kogurenob