教育現場への分権はないのかなあ
2009年 08月 04日
「新編 新しい歴史教科書」で、文部科学省の20年度教科書検定に合格したばかり。自由社によると、採択は全国で初めてという。
定例会では、6人の教育委員が、自由社を含む7社の教科書について審議。自由社の教科書の評価については「歴史の流れが分かりやすい」「中学生のレベルで理解するのは難しい」などと意見が割れ、18区それぞれで採択する教科書を無記名投票を実施し、賛成多数で決定した。
http://www.47news.jp/CN/200908/CN2009080401000392.html
定例会では、6人の教育委員が、自由社を含む7社の教科書について審議。自由社の教科書の評価については「歴史の流れが分かりやすい」「戦争賛美的な点もある」などと意見が割れ、18区それぞれで採択する教科書について無記名投票を実施し、賛成多数で決定した。
残る10区については、帝国書院と東京書籍の2社がそれぞれ採択された。採択理由は明らかにされていないが、これまでの学習実態などが考慮されたとみられる。
自由社の教科書では、太平洋戦争の項目を「大東亜戦争(太平洋戦争)」と記述。「日本は米英に宣戦布告し、この戦争は『自存自衛』のための戦争であると宣言した」とつづっている。
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200908040180.html
横浜市の前回05年の採択の際は、当時委員だった今田委員長が1人だけ、扶桑社版について「自国を愛し、繁栄と平和を図る上で効果的」と唱えた経緯がある。委員長を含む教育委員6人は、中田宏・横浜市長が市議会の同意を得て任命する。前回採択時の委員のうち、5人はその後の人事で退いたが、今田氏は残り、06年7月、教育委員長に選ばれた。「松下政経塾」の検証がますます必要ですね。アラフォー世代がどうも・・と思う人の一人がこの中田さんだった。あと、民主党の何とかさん(山科の清水焼団地にも来ていた・・・すぐに名前を忘れてしまう・・・ほんとに)
中田市長は、扶桑社版の歴史教科書を05年8月に採択した東京都杉並区の山田宏区長と松下政経塾で同窓で、今秋にも新たな政治団体「『よい国つくろう!』日本国民会議」を立ち上げようと計画。新団体の基本理念の一つに、「日本人の誇りと自信と夢を回復する」を掲げている。
「つくる会」が主導した歴史教科書は、扶桑社版で01年に初めて検定に合格。植民地支配や戦争の加害の実態を見つめる記述が少なく、国内外から批判を浴びた。
05年合格の改訂版では、採択率10%という目標を掲げ、教育勅語の原文や「神武天皇の東征」の地図の掲載をやめるなどし、教室で使いやすいようにする記述の変更が目立った。
教科書を学校ごとで選ぶなんて夢のまた夢なんだろうか・・・
私学の中学校で自由にいてよかったなとは思うけれど。
公立だって、教育現場への分権が必要じゃないのかなあ。まあ「自由社」の教科書だけど、社会科の先生が自由に選んでもいいのになあ、検定されたものからの選択なんだし。もちろん「教科書検定」のあり方や必要性は議論の余地があるとしても。
(参考)
http://www.sase.jp/news/100/1002.htm
More 前原さんだった
民主党 [松下政経塾]
* 野田佳彦 - 1期生(千葉4区選出)
* 松原仁 - 2期生(東京ブロック選出)
* 笹木竜三 - 3期生(北陸信越ブロック選出)
* 原口一博 - 4期生(九州ブロック選出)
* 三谷光男 - 4期生(中国ブロック選出)
* 武正公一 - 5期生(埼玉1区選出)
* 前田雄吉 - 5期生(東海ブロック選出)
* 神風英男 - 7期生(北関東ブロック選出)
* 山井和則 - 7期生(京都6区選出)
* 玄葉光一郎 - 8期生(福島3区選出)
* 前原誠司 - 8期生(京都2区選出)
* 市村浩一郎 - 9期生(近畿ブロック選出)
* 松本大輔 - 22期生(中国ブロック選出)
* 三日月大造 - 23期生(滋賀3区選出)